湿った空気の影響で、関東地方は23日午後から、大気の状態が不安定になり、東京都や神奈川県の一部地域で1時間あたり50ミリ以上の雷を伴う激しい雨が降った。 東京都世田谷区で100棟以上が床下浸水したほか、新幹線や私鉄に遅れが出るなど被害が相次いだ。 気象庁によると、午後4時頃から世田谷区では1時間に59・5ミリ、横浜市では54ミリの雨量を観測。世田谷区上馬で住宅など約100棟が床下浸水したほか、大田区でも石川町や上池台の住宅など20棟以上で床上・床下浸水した。 JR東海によると、東海道新幹線が午後4時30分頃、川崎市中原区の雨量計が規制値(1時間雨量60ミリ以上)に達したため、品川―新横浜駅間の上下線で約40分にわたって運転を見合わせた。