カレーチェーン「CoCo(ココ)壱番屋」を展開する壱番屋(本社・愛知県一宮市)は15日、廃棄を委託した冷凍ビーフカツが産業廃棄物処理業者によって横流しされた事件を受け、カツ60万枚を含む計6品目の冷凍食材の廃棄を同じ業者に委託していたと発表した。うちロースカツ、チキンカツ、メンチカツの3品目も不正に流通していたことが確認された。 出回っていたのは、いずれも壱番屋が愛知県稲沢市の産廃処理業「ダイコー」に廃棄を委託した冷凍カツ。岐阜県が、ダイコーからビーフカツを買って転売した同県羽島市の「みのりフーズ」で見つけた。 壱番屋によると、2014年以降だけでもビーフ9万1千枚、チキン24万2千枚、ロース14万6千枚、メンチ10万4千枚の廃棄をダイコーに委託。計60万枚近くのうち何枚が出回ったのかは不明だ。 現時点で流通は確認されていないナポリタンソース683袋、ラーメンスープ241袋の廃棄も頼んだ。