近年、ゲームのプロダクトキーを商品として出品できるマーケットプレイス(通称、鍵屋)が、違法なルートで入手したキーを換金する目的で使用されている。今月はじめ、インディーゲームの委託販売を請け負うIndieGameStandは、盗難クレジットカードを使った購入被害額が3万ドルを超えていることを、公式ブログにて明らかにした。先月には、国産ビジュアルノベルやアダルトゲームの英語ローカライズと販売を手がけるMangaGamerが、同様の手口で被害を受けたことを報告。ペイメントゲートウェイの更新が終了するまで、自社サイトでの販売を一時停止する事態にまで発展した。こうした詐欺被害が拡大している背景には、鍵屋がマネーロンダリングの温床になっているという現状がある。オープン市場であるがゆえに形成された、詐欺師の為のエコシステムを紐解いていく。 問題の根本は鍵屋ではなくクレジットカードの不正取引 鍵屋とは、P