DVD発売前の海外映画を無断で翻訳し、字幕データをインターネット上に公開したなどとして、京都府警は5日、東京都文京区の映像制作業者(54)を著作権法違反(翻訳権侵害)容疑などで逮捕した。府警によると、海外映画の無断翻訳を翻訳権侵害で摘発したのは全国初。 発表では、昨年5~6月、日本で未上映の米映画「ポルターガイスト」の日本語字幕を自作し、字幕データを集めた海外サイトに公開した疑い。 サイトには、無断翻訳とみられる字幕データが約50か国語約380万件分が公開されていた。このサイトに2013年6月以降、少なくとも23作品分のデータを公開していたといい、「自分が見たかったので、ほかの人も見たいだろうと思った」などと容疑を認めているという。 また、府警は同日、同都大田区の無職(58)を、違法字幕をつけた別の映画2作品をファイル共有ソフトで公開したとする同法違反(公衆送信権侵害)容疑で逮捕した。