2日午後3時35分ごろ、栃木県那須塩原市本町のJR東北線黒磯駅に停車していた黒磯発福島行き普通電車(4両編成)の床下から発煙があった。床下の機器が破損しており、電車はそのまま運休した。乗客乗員約40人にけがはなかった。 JR東日本は駅係員が架線の直流と交流の切り替えを誤り、機器がショートしたとみている。 同社によると、東北線は黒磯駅を境に北が交流、南が直流で電化されている。このため運行状況などに応じ、駅の設備で交流と直流を切り替えている。貨物列車が止まっていた6番線の架線を直流にするつもりが、誤って普通電車が止まっていた隣の5番線を直流にした可能性があるという。切り替えは本年度中に自動化する予定になっている。 東北線は黒磯-新白河の上下線でほかにも運休や遅れが出て、約180人に影響した。