タグ

ブックマーク / www.riken.jp (9)

  • トンガ海底火山噴火のラム波を鮮明に可視化

    理化学研究所(理研)計算科学研究センターデータ同化研究チームの三好建正チームリーダー(開拓研究部三好予測科学研究室主任研究員、数理創造プログラム副プログラムディレクター)、大塚成徳研究員(開拓研究部三好予測科学研究室研究員、数理創造プログラム研究員)の研究チームは、気象衛星ひまわり8号の画像を用いて、2022年1月に発生したトンガの海底火山噴火に伴う音波の一種である「ラム波[1]」を鮮明に可視化する手法を独自に開発しました。さらに、この画像からラム波を自動抽出する手法を開発し、到達時刻分布や地上気圧観測との関係を明らかにしました。 研究成果は、火山噴火などに伴う大気波動やそれに伴う潮位変動の科学的理解と実況監視、観測データと大気・海洋の大規模計算との融合によるシミュレーションの高度化や将来的な予測手法の開発に貢献すると期待できます。 今回、研究チームは、データ同化研究チームによるひま

    トンガ海底火山噴火のラム波を鮮明に可視化
  • 慢性疲労症候群と脳内炎症の関連を解明 | 理化学研究所

    ポイント 慢性疲労症候群患者では脳内炎症が広い領域で生じていることをPETで確認 炎症の起きた脳部位は認知機能低下や抑うつなどの神経症状と相関がある 慢性疲労症候群の病態解明や治療法の開発に期待 要旨 理化学研究所(理研、野依良治理事長)、大阪市立大学(西澤良記理事長兼学長)、および関西福祉科学大学(八田武志学長)は、慢性疲労症候群/筋痛性脳脊髄炎(CFS/ME)[1]の患者は健常者と比べて脳神経の炎症反応が広く見られることを陽電子放射断層画像法(PET)[2]で確認し、炎症の生じた脳部位と症状の強さが相関することを突き止めました。これは、理研ライフサイエンス技術基盤研究センター(渡辺恭良センター長)健康・病態科学研究チームの渡辺恭良チームリーダー、水野敬研究員らと、大阪市立大学大学院医学研究科代謝内分泌病態内科学疲労クリニカルセンターの中富康仁博士(現 ナカトミファティーグケアクリニック

  • 重いカルシウムで新しい「魔法数」34を発見 | 理化学研究所

    ポイント カルシウム‐54は魔法数を2つ持ち原子核で特別な性質があると期待 RIビームファクトリーを使い、わずか10時間でカルシウムの同位体の性質を測定 魔法数が現れる新しい法則や未知の領域での魔法数の探索へ 要旨 理化学研究所(理研、野依良治理事長)と東京大学(濱田純一総長)は、重いカルシウム同位体の研究から、新しい魔法数34を発見しました。これは、理研仁科加速器研究センター(延與秀人センター長)櫻井RI物理研究室のデービッド ステッペンベック 元国際特別研究員(現 東京大学 特任研究員)、武内聡協力研究員らを中心とする国際共同研究グループ[1]の成果です。 原子核がとくに安定になる陽子または中性子の数は「魔法数」と呼ばれ、これまでに2、8、20、28、50、82、126が知られています。魔法数は、1949年に提案され、多くの実験データの説明に成功した後、不変のものと考えられ、1963年

  • 重いカルシウムで新しい「魔法数」34を発見 | 60秒でわかるプレスリリース | 理化学研究所

    電子とともに原子を構成しているのが原子核です。原子核は陽子と中性子からなる「核子」という微粒子のかたまりですが、核子の数によって原子核の性質が変化します。原子核がとくに安定となる核子の数のことを「魔法数」と呼び、これまでに2、8、20、28、50、82、126が知られています。1949年に米・独の物理学者が魔法数を提起し、この成果で1963年にノーベル賞を受賞しました。以来、魔法数は全ての原子核で不変のものとされてきました。 ところが、2000年に理研の研究グループが、陽子に比べ中性子の数が多い「不安定原子核」の領域では、8、20、28の魔法数が消え、新たな魔法数6、16が出現することを発見し、これまでの“常識”を覆しました。また、2001年には、東京大学の研究グループが、陽子数が魔法数20のカルシウム同位体で中性子数34が魔法数になる、という理論的な予言をしています。ただ、実験的な検証が

  • 1滴の血液からクローンマウスを誕生させることに成功 | 理化学研究所

    ポイント 血液内から分離した非リンパ球の白血球をドナー細胞に応用 細胞の大きさにより、ドナー細胞用の白血球を85%の高効率で選択 不妊マウスや系統最後のマウスの系統を維持する技術の確立 要旨 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、たった1滴の血液から分離した非リンパ球の白血球[1]を用いて、体細胞クローンマウスを作出することに成功しました。これは、理研バイオリソースセンター(小幡裕一センター長)遺伝工学基盤技術室の小倉淳郎室長(筑波大学大学院生命環境科学研究科教授兼任)、上村悟氏大学院生リサーチ・アソシエイトと、生体情報統合技術開発チームの三好浩之開発研究員、および統合生命医科学研究センター統合ゲノミクス研究グループの小原收グループディレクター(かずさDNA研究所副所長兼任)を中心とする共同研究グループによる研究成果です。 体細胞核移植クローン技術[2]は、核を除いた卵子(除核卵子)に体

    stella_nf
    stella_nf 2013/06/27
    血液からだとドナーの負担が小さいんだ。
  • 動きがのろい冷反水素原子を38個も磁気瓶に閉じ込める! | 理化学研究所

    動きがのろい冷反水素原子を38個も磁気瓶に閉じ込める! -物質と反物質の違いを知る手がかりとなる冷反物質研究が新段階に- ポイント 反水素原子の原材料となる反陽子と陽電子を閉じ込める八重極磁気瓶を開発 磁気瓶内で冷たい反水素原子が生まれ、その消滅現象から反水素原子の捕捉を確認 反水素原子の性質を精密に見極めるレーザー分光実現に大きな一歩 要旨 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、8カ国からなる国際共同研究グループ※1と共同で、欧州原子核研究所(CERN)の反陽子減速器を使って極低温の反水素原子※2を生成し、新たに開発した磁気瓶に38個も閉じ込めることに成功しました。理研基幹研究所(玉尾皓平所長)山崎原子物理研究室のダニエル デ ミランダ シルベイラ(Daniel de Miranda Silveira)客員研究員、山崎泰規上席研究員らの研究成果です。 ビッグバンから始まったと考え

  • 地球の重力がほ乳類の正常な胚発生に必須の可能性を示す | 理化学研究所

    ポイント 人工の微小重力環境下で、ほ乳類の受精、胚発生の研究を初めて実現 マウス実験で、受精は微小重力環境下でも可能と判明 胚発生や出産率は約半分と大きく低下し、重力の必要性を示唆 要旨 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)と国立大学法人広島大学(浅原利正学長)は、マウス初期胚への微小重力※1の影響を調べ、微小重力の宇宙空間で、胚の発育が阻害される可能性があることを発見しました。理研発生・再生科学総合研究センター(竹市雅俊センター長)ゲノム・リプログラミング研究チームの若山照彦チームリーダー、広島大学大学院保健学研究科生体環境適応科学教室の弓削類教授らの共同研究による成果です。 私たちは、将来、宇宙ステーションや月面基地で人類が恒常的に生活し、繁栄していく可能性を模索しています。そのためには、人や動物が宇宙空間で繁殖していくことが不可欠ですが、1979年にロシアの研究グループが行った

  • 生命進化の理由の1つは、遺伝物質にDNAを選択した結果と判明 | 理化学研究所

    生命進化の理由の1つは、遺伝物質にDNAを選択した結果と判明 -RNAから始まった原始生命が、進化の過程で「DNA」を選択した謎を解く- ポイント 相同組み換え反応の中間体で、普遍的なDNAの引き伸ばし構造を発見 引き伸ばし構造は、RNAでは取れず、DNA固有の構造に依存 父母由来のDNAを混ぜ合わせる遺伝的組み換えはDNAだから起こる 要旨 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、環境の変化に適応しながら生命が進化した理由の1つに、遺伝的多様性を獲得するための遺伝物質として、RNAではなくDNAを選択した結果であることを明らかにしました。理研基幹研究所生体超分子構造・機能研究協力グループ(柴田武彦グループヘッド)の増田ときは元ジュニアリサーチアソシエイト(JRA※1)、美川務専任研究員らによる成果です。 高等真核生物は、卵や精子などの配偶子を形成する際に、父方由来、母方由来のDNA

  • 404 Not Found | 理化学研究所

    お探しのページが見つかりませんでした。 誠に恐れ入りますが、お客様がアクセスしようとしたページまたはファイルが見つかりませんでした。 お探しのページは、削除または名前が変更された、もしくは一時的に使用できなくなっている可能性がございます。

  • 1