小説家(ライター)になろう講座 (9月講師・茶木則雄氏) (ゲスト 吉野仁氏・深町秋生氏・柚月裕子氏) 『 大切なのは、自分の文章を「おかしい」と感じる力 』 9月の講師は、ミステリー評論家の茶木則雄氏。 80年代なかばに、東京で初めてのミステリー専門書店「ブックスサカイ深夜プラス1 」を開店し、カリスマ書店員の草分けとして活躍する一方、各紙誌で熱い書評をし、「本の雑誌」ではギャンブルと家族と本にまつわる爆笑エッセイ「帰りたくない!」を連載して(後に同題で上梓、文庫化もされて)、多くのファンをつかんだ。 一時期、ライターに専念したものの、数年前に書店の現場に復帰し、ときわ書房に勤務しながら、現在、評論家兼エッセイスト、さらに文学賞の選考委員として多忙な日々を送っている。 講座は茶木氏の挨拶からはじまった。 「山形のこの講座には何度か来ています。会場を見渡しても、三分の二くらいは見たこと