<中日6-1横浜>◇5日◇ナゴヤドーム 中日山本昌が投打の主役だった。試合後のヒーローインタビューでは、「えっ? 10年ぶりなの。それまでは、けっこう二塁打を打ってると思うけど…。ありがとうございま~す」とニヤけた。 自らの適時二塁打で勝利を引き寄せた。3点リードの4回2死二塁。カウント2-2から3球連続ファウルで粘った。「ポテンヒットでもいいから、食らいついていった」。そして8球目、99キロのカーブを右中間へはじき返し、前進守備の間を破った。98年9月12日巨人戦以来の二塁打で、06年10月6日広島戦以来の打点を挙げた。二塁ベース上では両手をひざについて肩を上下させた。 山本昌は「あれで疲れちゃった。でもあれが大きかった」。続く森野に15号2ランが出てリードを6点に広げ、大量点に守られ7回途中まで9安打1失点にまとめた。8月には43歳で最年長月間MVPを受賞。若さの秘訣(ひけつ)を聞かれ