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2009年1月29日のブックマーク (1件)

  • 暗号の2010年問題

    「暗号の2010年問題」とは,暗号技術の寿命が尽きることで起こる問題のこと。米国政府の使用する暗号技術を決めている米国国立標準技術研究所(NIST)が,弱い暗号技術の使用を2010年に停止する方針を発表したことがきっかけで注目を集めている(図1)。 現在使われている暗号技術は,1)暗号鍵が十分長い,2)解読の近道がない──ようにして,現実的な時間で解けなくすることで安全性を確保している。しかし,暗号の解読にかかる時間は,コンピュータの性能向上によって短くなる。また,暗号技術に欠陥が見つかり,解読の近道が見つかってしまうこともある。例えば鍵の長さ112ビットの3DESは,条件によっては56ビットの鍵と同じ程度の強度しかないことがわかっている。世界最高速のコンピュータなら解読できてしまう可能性がある。 NISTの方針によって使用停止になる暗号技術は,「ぜい弱性のない共通鍵暗号方式の鍵の長さに換

    暗号の2010年問題