夏休みの終わりを、心待ちにする子どもたち 8月も終わり。普段なら各地の小、中、高校では、夏休みの追い込みのはずだが、もうすでに休みが明けている学校も多いのではないだろうか。 今春、新型コロナウイルス感染拡大予防で長引いた休校の埋め合わせで、今年の夏休みは、各地で異例の短さとなった。 それを残念に思った子どもたちがほとんどかと思いきや、先日取材で話を聞いた中学1年生の男子は、「はやく夏休みが終わってほしい」と言っていた。その理由は、「お腹が空くから」。 彼の家庭は経済的に苦しく、両親は働き詰め。コロナ禍の影響で父親は仕事を解雇され、両親ともパートの掛け持ちをしている。 いつもは学校の給食をおかわりしてお腹を満たしているが、休み中は家庭で十分な食事をとることができず、空腹続きだ。親にもらったわずかなお金をやりくりしてコンビニで買い食いをするが、「ちゃんとした食事じゃないから、すぐにお腹が空いて
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