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ブックマーク / gendai.media (207)

  • 私たちが日本語を「外国語」として学びなおしたら…いったい何が起きる?(佐々木 敦)

    私たちが日語を「外国語」として学びなおしたら…いったい何が起きる? 【新連載「ことばの再履修」第1回】 思考家/批評家/文筆家の佐々木敦さんによるWEB連載「ことばの再履修」が待望のスタート。初回は「自分のことばを他人の目線で見つめてみる」ことについて。「ことば」の講義が始まります! 「マイナー言語:日語」の使用者として これから「ことば」について皆さんと考えていきたいと思います。 「ことば」というのは、さしあたり、いま私が書いている、そして皆さんが読み進めている、この文章を構成している言葉、すなわち「日語」のことです。つまりこれは「日語ということば」についての講義です。 しかしこのことは、たまたま私が日語という言語の使用者だから、日語が主に用いられている環境で生まれ育ち、今も生活しているからであって、もしも英語の環境に生まれていたならば、この講義は「英語」についてのものになっ

    私たちが日本語を「外国語」として学びなおしたら…いったい何が起きる?(佐々木 敦)
  • じつは「太平洋戦争」のさなかにも起きていた「南海トラフ巨大地震」…ほとんど報じられなかったその「被害の全容」(山村 武彦) @gendai_biz

    戦時下の南海トラフ巨大地震 太平洋戦争終戦の1945年前後で、1,000人以上の犠牲者を出した地震は、1943年鳥取地震、1944年昭和東南海地震、1945年三河地震、1946年昭和南海地震の4つで、戦中戦後の4大地震とも呼ばれている。鳥取地震と三河地震は内陸の都市直下地震である。 安政の東海・南海地震から90年後に昭和東南海地震が発生、その2年後には昭和南海地震発生という二つの地震が、最直近の南海トラフ巨大地震である。 【第1回から読む】「次は西日大震災」…まさに次の国難「南海トラフ巨大地震」は当に起きるのか 1941年12月8日朝、「帝国陸海軍は八日未明、西太平洋において米英軍と戦闘状態に入れり」というラジオの臨時ニュースが流れ、帝国海軍がハワイ真珠湾を奇襲し、米国艦船に大打撃を与えたことを知る。太平洋戦争の開戦である。 翌1942年、1月・フィリピンマニラ占領、2月・シンガポー

    じつは「太平洋戦争」のさなかにも起きていた「南海トラフ巨大地震」…ほとんど報じられなかったその「被害の全容」(山村 武彦) @gendai_biz
    stonedlove
    stonedlove 2024/04/27
    『兵隊やくざ』で有田上等兵を演じる田村高廣の表情を思い浮かべながら読んだ
  • 潜伏49年で死去・桐島聡が属した「東アジア反日武装戦線」とは何だったのか(太田 昌国) @gendai_biz

    1970年代中頃に起こった連続企業爆破事件に関わったとして指名手配されていた桐島聡の死去が大きな話題となった。逃亡49年の軌跡が様々に語られたが、桐島が属していた「東アジア反日武装戦線」の思想と行動が正確に振り返られることはほとんどない。 60年代から70年代的の「政治の季節」に、社会運動が犯した過ちとなし得たことを真摯に見つめてきた民族問題研究者が、「反日」の全貌を明らかにする(集中連載=全4回)。 49年ぶりに現れた「重要指名手配犯」 「自分は桐島聡だ」「最期は名で迎えたい」――それが、まもなく命が尽きることを覚悟した人物が、入院していた病院側に発した言葉だったという。私たちにしてみれば、交番の掲示板に貼られた重要指名手配犯の顔写真で、それとなく馴染みになっていたのかもしれない人物が、49年ぶりに現われたというのだ。 49年といえば、市井の無名人でもよいが、唐突にもわかりやすい事例を

    潜伏49年で死去・桐島聡が属した「東アジア反日武装戦線」とは何だったのか(太田 昌国) @gendai_biz
    stonedlove
    stonedlove 2024/02/27
    「秋田県花岡にある同建設の前身である鹿島組作業所で働かせられてきた中国人労働者がそれまでの酷使に耐えかねて起こした蜂起は、警察と憲兵隊によって鎮圧され、事件後の拷問も含めると400人以上が殺された」
  • サイバー空間で広がる「仏教」の新たな役割とは~「引きこもり」と「社会」との間を融和できるのか?(大原 浩) @gendai_biz

    偉大な作家は引きこもり 「引きこもり」は、現在の日における大きな社会問題の一つだと言ってもよいであろう。私の周辺でも、子供の引きこもりに悩んでいる親御さんが少なくない。 だが、なぜ彼らが引きこもりになるのか。あるいは、引きこもりの「プラス面」はないのだろうかという問題について、議論が尽くされていないように思える。 後述するように、引きこもりは「彼ら自身」の問題もさることながら、「社会現象」であり世界的に広がっている。 また引きこもりは、「彼ら」の「(心の奥底からの)メッセージ」であるとも考えられる。 そこでまずは、文学史に残る「引きこもり」とされる、J・D・サリンジャーについて考えたい。 彼の代表作である「ライ麦畑でつかまえて」は、1951年の初版以来世界で6000万部以上を売り上げ、いまなお年間50万部が新たに読まれているという大ベストセラーである。 私も10代でこの作品に触れた時には

    サイバー空間で広がる「仏教」の新たな役割とは~「引きこもり」と「社会」との間を融和できるのか?(大原 浩) @gendai_biz
  • 日本人は「世界一礼儀正しい」が「世界一イジワル」だった…「自分の利益より他人の不幸を優先する度合い」を測る実験で「日本人ダントツ」の衝撃結果(週刊現代) @gendai_biz

    ペアになり、双方で10ドルずつ所持し、それぞれカネを出し合う。出した金額の1.5倍を互いに等しく受け取ることができる。例えば、双方が10ドルずつ出し合えば、最終的に手元に残る金額はともに30ドル。片方が0ドルで、もう片方が10ドルならば、前者が25ドル、後者が15ドルとなる。ともに1ドルも出さなければ、双方の手元に10ドルが残るだけだ。 このゲームを行った京都先端科学大学特任教授の西條辰義氏が解説する。 「このゲームでは相手がどの金額を出しても、自分は10ドル出すことがベストな戦略になります。出した金額の1.5倍は確実に返ってくるからです。しかし、10ドルよりも少ないおカネを出すことで、自分のもらうおカネが減るものの、相手よりも多くのカネを得ようとしたのです。この結果に驚きました」

    日本人は「世界一礼儀正しい」が「世界一イジワル」だった…「自分の利益より他人の不幸を優先する度合い」を測る実験で「日本人ダントツ」の衝撃結果(週刊現代) @gendai_biz
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    stonedlove 2024/01/04
    ネオリベ・ネトウヨ・「公金チューチュー」。悲しいね。ほんとに悲しい。芥川龍之介『蜘蛛の糸』を思い出す。
  • ジャニーズ性加害問題に覚える違和感、そもそも日本のアイドルはいつから「性的に消費」されはじめたのか。(長谷 正人) @gendai_biz

    ジャニーズ問題について、いま語られていること ジャニーズ問題について多くのことが語られている。しかし、そこではジャニーズ事務所が作り出してきた「芸能」文化の娯楽的な魅力については、ほとんど忘れられているように感じる。 当然かもしれない。故ジャニー喜多川氏は、長年にわたって多数のアイドル(候補者)たちに性加害を加えてきた。その事実の一部を知りながら、メディアは芸能ネタやゴシップのような些末な話として、あるいは事務所への忖度から、ニュースとして取り上げてはこなかった。 とりわけ「メディアの沈黙」を批判され、検証番組を制作したテレビ局は、そうした「芸能ゴシップにすぎない」という認識を改めて、今後は「人権意識」をもってジャニーズ問題の「報道」に取り組みたい、という決意を述べている。 「アイドル」という娯楽文化を問い直す そうした議論自体にとくに異論はない。しかし、それでも私は思うのだ。この問題は確

    ジャニーズ性加害問題に覚える違和感、そもそも日本のアイドルはいつから「性的に消費」されはじめたのか。(長谷 正人) @gendai_biz
  • この40年、日本社会をひたしてきた「なんかいやな感じ」を言葉にする(武田 砂鉄) @gendai_biz

    「自己責任」を強調する言葉が飛び交い、他人に迷惑をかけないことが重視され、為政者は問題を直視することなく逃げまわる……この40年のあいだ、日社会をむしばんできた「雰囲気」とはいったいなんだったのか。このたび『なんかいやな感じ』を刊行した、ライターの武田砂鉄さんが考えます。 忘れられたスローガン 「人生再設計第一世代」なる、ちっとも浸透しなかった名称を記憶している人はどれくらいいるだろう。私はハッキリ覚えている。なぜって、名指しされた世代だから。 2019年、経済財政諮問会議が、30代半ばから40代半ばにかけての「就職氷河期世代」に向けて、「必要なスキルを得てキャリアアップし、より安定的に就労でき、正規化する仕組みを構築」して、「いくつになっても人生を再設計できる」ようにすると言い始めた(資料「就職氷河期世代人生再設計に向けて」より引用)。 1982年生まれの私は就職氷河期世代にギリギリ

    この40年、日本社会をひたしてきた「なんかいやな感じ」を言葉にする(武田 砂鉄) @gendai_biz
    stonedlove
    stonedlove 2023/09/28
    奴らから「未来」という言葉を奪い返そう。俺の未来を奪われてたまるか。
  • この国で“テイラー”や“ガガ”は生まれないのか…日本に漂う「音楽に政治を持ち込むな」の正体(深町 絵里) @gendai_biz

    求められる「音楽の力」 新型コロナウイルスの出現によって、私たちはライフスタイルやそれに伴う価値観の変容を促された。誰もが新しい生き方を模索している。 この時代をどう生きるべきか、この社会とどう向き合うべきか。 思い惑う時、音楽の中に答えを探すこともあるだろう。孤独感や閉塞感を和らげてくれる癒しの音楽に救われることもあれば、空想の世界へと誘ってくれる音楽にひと時の現実逃避を手伝ってもらうこともある。時には朗らかな音楽に心の栄養補給をすることもあるだろう。音楽との向き合い方も関係性も人それぞれ、その効能も様々だ。 ただこのような時代の過渡期には、音楽は一層私たちの代弁者や先導者としての存在感ある姿を求められる。先行き不透明で不安定な時代にこそ、求心力のある音楽が必要なのではないだろうか。 「問題」に立ち向かうアーティストの姿 歴史を振り返る時、革命のそばには必ず音楽があった。 社会的・政治

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  • 渦中の吉本興業に「クールジャパン」で巨額の税金が注ぎ込まれていた(時任 兼作) @gendai_biz

    記者会見が遅れた理由に? そして今年4月、100億円という大口の出資が決まった。 吉興業はNTTと提携し、教育コンテンツを発信するプラットフォーム事業「Laugh & Peace_Mother(ラフ&ピースマザー)powered by NTT Group」を開始すると発表。この事業にクールジャパン機構が参画し、最大100億円まで投入するとしたのだ。沖縄・那覇市を拠点に10月から始動し、5GやVR技術などを活用した映像コンテンツを子供向けに発信する予定だという。 前出の経済産業省関係者が語る。 「『闇営業』問題で何とか早期幕引きを図ろうとしたのも、なかなか記者会見をしなかったのも、こうした政府系の出資事業があったからだ。 とくに今年の事業は、これまでとは規模が違う。予算の桁も違うし、しかもこれまでのようなお笑いライブ主体の路線とは違って、対象となるのは子供たちやその母親たち。このタイミング

    渦中の吉本興業に「クールジャパン」で巨額の税金が注ぎ込まれていた(時任 兼作) @gendai_biz
  • 京都最大の被差別部落、最後の光景を描いたベストセラー『同和のドン』の最も悲痛な箇所とは《伊藤彰彦寄稿》(伊藤 彰彦) @gendai_biz

    聖と穢、政と暴を背負った男の肖像 昨年、「全国水平社」が結成100周年を迎えた。それを機に部落解放運動のこれまでの道程と現在の状況を明らかにするさまざまな書物が出版され、イベントが催されたが、もっとも見応えがあったのが、被差別部落出身者にキャメラを向け、差別の始原に迫るドキュメンタリー映画『私のはなし 部落のはなし』(満若勇咲監督)であり、もっとも読み応えがあった書物が、自由同和会京都府部会長上田藤兵衞を扇の要にしながら部落解放史の光と闇を描いたノンフィクション『同和のドン 上田藤兵衞「人権」と「暴力」の戦後史』(伊藤博敏)であった。 2つの作品にともに登場するのが、京都駅の北東に隣接する、京都で最大の被差別部落「崇仁(すうじん)地区」である。 『同和のドン』では、アメリカやサラ金「武富士」や、それらのバックに付いた中野会や会津小鉄会など地上げする側からこの地区の歴史が語られ、『私の

    京都最大の被差別部落、最後の光景を描いたベストセラー『同和のドン』の最も悲痛な箇所とは《伊藤彰彦寄稿》(伊藤 彰彦) @gendai_biz
  • 少年を斬首、女性をレイプ、僧侶も銃殺…残虐性増すミャンマー国軍の血も涙もない攻撃(大塚 智彦) @gendai_biz

    さらに2023年3月13日にはミャンマーの独立系メディアが仏教寺院に避難していた一般市民と同時に僧侶をも殺害していたことを報じた。 ミャンマーは国民の90%を仏教徒が占める国で、僧侶は国民の尊敬を集める対象となっているだけに、僧侶まで殺害するという軍政の容赦ない姿勢は反軍政を掲げる国民の反感と怒りを高めている。 こうした軍政の残虐非道な行動は、2月2日に戒厳令を7郡区から37郡区に拡大し、同月22日にもさらにサガイン地方域で3郡区を追加するなどして、抵抗勢力との戦闘が激化している地方での軍の権力を強化したことと関係があるとみられている。 2021年2月のクーデター以降すでに2年以上が経過しながらも、国内の治安が一向に安定せず、8月に予定している「民主的な総選挙」の実施も危ぶまれる状況に対する軍政の焦りが背景にあるとの見方が有力視されている。 軍政は総選挙実施で軍政に対する「国民の信任」を得

    少年を斬首、女性をレイプ、僧侶も銃殺…残虐性増すミャンマー国軍の血も涙もない攻撃(大塚 智彦) @gendai_biz
    stonedlove
    stonedlove 2023/03/20
    わが国はこの残虐な軍事政権を「国葬」に招待した。
  • アカデミー賞“異例の7冠”『エブ・エブ』はなぜ「社会現象化」したか? その「新しさ」の正体(竹田 ダニエル)

    アジア系女優として初の主演女優賞獲得となったミシェル・ヨーをはじめ、作品賞、監督賞など2023年のアカデミー賞を席巻した話題の映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』。 昨年の春に映画が公開されたアメリカでは、特にZ世代からの熱い支持を得ているという。 人種の壁を破っただけではない、その革新性と魅力はどこにあるのか? 『世界と私のA to Z』の著者で、作品の監督・ダニエルズのお二人にもインタビューした竹田ダニエルさんが、その多層的な魅力を徹底解説します! (「群像」2023年4月号より転載) エブエブがアメリカでは社会現象化 いまアメリカでは、Z世代の間で『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(Everything Everywhere All at Once)』の革命が起きている。「世界で最も凄い映画」と評価する声が後を絶たず、『ミッドサマー』『ユーフ

    アカデミー賞“異例の7冠”『エブ・エブ』はなぜ「社会現象化」したか? その「新しさ」の正体(竹田 ダニエル)
  • 《保阪正康寄稿》岸田文雄のように無機質、無感動、無責任な宰相が生まれた理由を歴史から考える(保阪 正康) @gendai_biz

    《保阪正康寄稿》岸田文雄のように無機質、無感動、無責任な宰相が生まれた理由を歴史から考える 歴史から現代史を斬る なぜ秘書官の差別発言は生まれたか 岸田首相の秘書官だった荒井勝喜氏が、性的マイノリティや同性婚をめぐる差別発言をして、更迭されました。 荒井秘書官の発言は2月3日にオフレコを前提とした記者懇談でなされたもので、同性婚のカップルについて「隣に住んでいたら嫌だ。見るのも嫌だ。秘書官室は全員反対だ」と語り、「同性婚が導入されれば社会のありようが変わってしまう。国を捨てる人、この国にはいたくないと言って反対する人は結構いる」と話したとされています。 これは、人間同士の多様で自由な繋がり合いを肯定するようになってきた世界的な同時代性に逆行する、露骨な差別発言と言うしかありません。荒井秘書官は岸田首相のスピーチライターも務めていたということですから、公的には政治思想、施政方針を首相と最も共

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  • 「風呂ナシ物件が若者に人気」報道の先にある「恐ろしい地獄絵図」(真鍋 厚) @gendai_biz

    「若者に風呂なし物件が人気」は当か? 最近「若者に風呂なし物件が人気」といった趣旨の報道が物議を醸しました。 ほぼ同時期に複数のメディアが似たような記事を発信したことが直接のきっかけですが、若者の貧困問題が根っこにあるにもかかわらず、それを考慮しないで1つの文化ファッションのように片付けていることに対する非難や疑問の声が、それこそ若者を中心に湧き起こりました。昨年末に海外メディアが、日で「三畳一間」の狭小物件のニーズが高まっていると指摘したことなどもこれに影響しているようです。 筆者はアメリカ発のミニマリズムが日において生存主義(サバイバリズム)の色彩を強めていることについて、これまでさまざまな媒体で語ったり、書いたりしてきました。モノを極限まで減らすことや、住空間をコンパクトにするミニマリズム、シンプルライフの流行が、先行きが不透明で転落のリスクに脅かされた過酷な時代状況と無縁で

    「風呂ナシ物件が若者に人気」報道の先にある「恐ろしい地獄絵図」(真鍋 厚) @gendai_biz
    stonedlove
    stonedlove 2023/02/12
    足らぬ足らぬは工夫が足らぬ
  • 中国の「南」の民が「北」の民に抱く“警戒と反骨”…日本人が知らない「もうひとつの中国」を解明する(安田 峰俊)

    中国の社会も歴史も、「南」から見なければわからない――。 『越境の中国史 南からみた衝突と融合の三〇〇年』(講談社選書メチエ)で、歴史学者の菊池秀明氏は、福建・広東・広西などの華南地方こそが中国世界のフロンティアであり、ここに生きる人々の「越境のエネルギー」こそが中国近代史と経済発展の原動力だった、という。 日人には見えていない、「もうひとつの中国」とは? 言語・民族から歴史まで、「南の中国」を知るルポライター・安田峰俊氏が、その現状と台湾・香港問題の背景を解説する。 中国の”標準語”を音声入力する難しさ 近年、私と中華圏の友人との連絡はもっぱらメッセンジャーアプリを使っている。中国大陸の人は微信(WeChat)、白紙運動に加わるなどした反体制系の中国人はTelegram、在米華人はWhatsAPP、香港人や台湾人はFacebook MessengerかLINE……と、プラットフォームは

    中国の「南」の民が「北」の民に抱く“警戒と反骨”…日本人が知らない「もうひとつの中国」を解明する(安田 峰俊)
  • 【独自】特捜部が追い込む「三浦瑠麗の夫」弁護士はあの統一教会弁護人だった!《肉声入手》(現代ビジネス編集部) @gendai_biz

    「なぜ10億円の出資を受けたのか?」 東京地検特捜部は1月17日、太陽光発電などを手がける投資会社「トライベイキャピタル」(東京都千代田区)などを突然家宅捜索した。同社は衆議院第一議員会館の目の前のビルに社を置く。同じフロアに「山総合研究所」という会社が入居しているが、この会社で代表を務めるのは政治学者・三浦瑠麗氏だ。 三浦瑠麗氏の夫・三浦清志氏が社長を務めるトライベイキャピタルは、なぜ特捜部にガサ入れされたのか。同社が太陽光発電投資でトラブルになり、民事訴訟が起こったことをきっかけに、この捜査は始まった。いったい三浦夫に何が起こっているのか? 前篇「【独自】「三浦瑠麗の夫」10億円詐欺訴訟で明らかになった驚きのスキーム《訴訟資料入手》」に引き続き、三浦清志氏が関わった事件について、詳報する。 * 訴訟資料によれば、2019年2月、三浦清志氏は京都市のA社に対して、住民からの同意取得

    【独自】特捜部が追い込む「三浦瑠麗の夫」弁護士はあの統一教会弁護人だった!《肉声入手》(現代ビジネス編集部) @gendai_biz
  • 「昭和天皇を暗殺する」「日本の女は男の寝床に這いつくばる」…!統一教会教祖が信者に語っていた、凄まじすぎる「日本憎悪の言葉」(週刊現代) @gendai_biz

    韓国には旧統一教会の教祖・文鮮明氏の発言録が存在している。615巻に及ぶこの「御言選集」から垣間見ることができるのは、日への憎しみや蔑視が入り混じった文氏の複雑な心境だった。 「二重橋を破壊し、裕仁天皇を暗殺する」 今年7月の安倍晋三元総理銃撃事件以降、自民党と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との深い関係が問題となっている。 10月24日には、山際大志郎経済再生担当大臣が旧統一教会との関係を理由に辞任し、11月8日には岸田文雄総理が悪質な献金などの被害者救済の新法案を今国会で提出することに「最大限の努力を行う」と発表した。 そんな中、統一教会の創始者である文鮮明氏の発言録『文鮮明先生マルスム(御言)選集』が、インターネット上に無断転載されていることが明らかになった。 これは韓国の教団系出版社である「成和出版社(現・天苑社)」が信者たちに向けて発行したものだ。文氏が'56年~'09年に韓

    「昭和天皇を暗殺する」「日本の女は男の寝床に這いつくばる」…!統一教会教祖が信者に語っていた、凄まじすぎる「日本憎悪の言葉」(週刊現代) @gendai_biz
  • 「東京の落語界」はどのように「分裂」してきたか? 愛憎が入り乱れる「複雑な歴史」(堀井 憲一郎) @gendai_biz

    六代目三遊亭円楽がなくなったとき、「落語界統一」について書かれた記事を見た。 この夏、会見で円楽が語ったらしい。 協会を統一したい、と述べ、追悼記事では「その夢も叶えぬまま」と書かれていた。 東京の落語界はいくつかに分かれている。 大きなものは「落語協会」と「落語芸術協会」である。 大正末年から昭和初年(1920年代)ころに、その大元となる協会が発祥し、そこそこ歴史があり、まあ、戦争になって一度すべて一緒くたにされたのだが、戦後ふたたび、別の団体として出発した。 長らく東京の落語界はこの2団体で興行してきた。 定席の寄席(年末2日をのぞき一年中毎日営業している落語を聞く場所)も、だいたいこの2団体が交互に興行を打つ。 この2つが基の「団体」である。 あと2つ別の落語家集団があるのだが、並べて同じレベルの「団体」とは言えない。そちらに所属している落語家はある意味かなりマイナーだからだ。 「

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  • ひろゆき氏の「沖縄についての議論」は、何から目を逸らしているのか? 沖縄の専門家が考える(安里 長従,志賀 信夫) @gendai_biz

    2022年10月3日、「2ちゃんねる」創設者の西村博之(ひろゆき)氏が、沖縄県辺野古の写真をツイッターにアップロードした。「座り込み抗議3011日」の看板の前で撮影したもので、「座り込み抗議が誰も居なかったので、0日にした方がよくない?」というコメントが添えられていた。 その後、ひろゆき氏はネット番組「Abema Prime」に出演し、この問題について識者と「討論」した。この件に対しては沖縄県内外から批判の声が上がり、結果的に沖縄に対する差別や基地問題に大きな関心が寄せられることとなった。 今回で改めて関心を持った人も多いことを鑑みて、沖縄が置かれている問題を構造的に分析している二人の専門家に話を聞いた。安里長従さん(司法書士・「辺野古」県民投票の会元副代表)と、志賀信夫さん(県立広島大学准教授)だ。二人は共著で、『なぜ基地と貧困は沖縄に集中するのか?』(堀之内出版)を9月に刊行している。

    ひろゆき氏の「沖縄についての議論」は、何から目を逸らしているのか? 沖縄の専門家が考える(安里 長従,志賀 信夫) @gendai_biz
  • レイプ、虐殺、禁固刑…「ミャンマー軍政」エスカレートする人権侵害明の残忍な実態(大塚 智彦) @gendai_biz

    レイプ、虐殺、禁固刑…「ミャンマー軍政」エスカレートする人権侵害明の残忍な実態 果たしてこれは組織的な犯行なのか ミャンマー軍や警察による市民への人権侵害行為が止まらない。 反軍政を掲げる独立系メディアの最近の報道からは、兵士による障害者女性や10代の少女へのレイプ、市民の焼殺や銃殺などの殺人行為、反軍政で逮捕した市民やジャーナリストへの過剰な禁固刑判決など、残忍かつ容赦のない実態が明らかになっている。 これらが、ミン・アウン・フライン国軍司令官ら軍政トップによる組織的な人権侵害なのか、治安維持にあたる地方などの現場による独自の判断なのか、それとも兵士や警察官など個人的な犯行なのかは判然としない。 だが、無抵抗、無実、非武装の一般市民、治安部隊と戦闘を繰り返す武装市民、国境付近で軍と戦闘を続ける少数民族武装勢力に対し軍政が厳しく処断しようとしていることだけは確実で、ミャンマー情勢はますます

    レイプ、虐殺、禁固刑…「ミャンマー軍政」エスカレートする人権侵害明の残忍な実態(大塚 智彦) @gendai_biz