「お兄ちゃんをいじめないで!」 「私達のお兄ちゃんは名門貴族の出身だったのに、途中で零落して周りからいじめられ、2人の娘が略奪された。自分一人、長年必死で努力したが、内外からは白い目で見られ、誰からも相手にされなかった。生活が少し良くなってまず望んだのは2人の娘を家に取り戻すことだった。だが思いもよらないことに、この悪い娘たちが敵を味方と取り違え、お兄ちゃんの心を傷つけた。お兄ちゃん、でも私たちがいるわ。私たちはずっとあなたが花道を歩けるようにするから!」 中国のSNS、微博に8月14日に投稿された書き込みだ。 書き込んだのは若い女性とみられ、添付した写真には涙を流す猫と「鳴啊啊 欧尼醤」の文字が書き込まれている。「鳴啊啊」は「ミャ~」という猫の鳴き声、そして「欧尼醤」は「オウニージャン」、つまり日本語の「お兄ちゃん」の音訳だ。そしてこの「お兄ちゃん」こそ、「中国」のことなのだ。 投稿の日
![香港デモに猛反発する中国の若者、その「愛国萌え」現象を読み解く(古畑 康雄) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/10465f4f58d944a498e5d63231e7e6e2c7936d26/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fd%2Ff%2F1200m%2Fimg_df3ab5298eabced610f6f226c7c22a60132965.jpg)