ツヤのある塗料からツヤを消すのは簡単だけど、ツヤ消しの塗料をツヤありにするのは難しい。 この一方通行に気づいた塗料メーカーが、最近ぞくぞくと光沢塗料を送り出している。 かつて半ツヤ・ツヤ消しと相場の決まっていた色たちも、いまガラリとその印象を変えている。 これは輝きはじめたプラモ用塗料たちの物語──。 第一夜はガイアノーツの「ダグラムカラー CB-14 ライトカーキ」である。 ▲使用シーンには「ブロックヘッドXネブラ対応型の本体(腕部、腹部、大腿部)の薄い方のカーキ色です」とある。 ミリタリーカラーを光沢で出すなんて酔狂だと思った。 今はとても反省している。 伝統的なタンニンなめしという手法で加工されたナチュラルな革の色をタン(Tan)と表現する人はそこそこいるだろうが、「オレンジ」と喝破できる人はおそらくもっと少数で、きっと画家かなにかだろう。画家はあいまいな色を、誰もが知っているわかり
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