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ブックマーク / nippper.com (11)

  • プラモデルこそがショーロッドの走る道/MPC Raiders Coach | nippper ニッパーを握るすべての人と、モケイの楽しさをシェアするサイト

    自動車にはそれぞれ走るべき道がある。レースカーにはサーキットが、ドラッグスターにはドラッグストリップや塩の平原が、トラックにはいつもの配送ルートが、一般の車にはオーナーそれぞれの生活の場が。 この世に唯一、走るべき道をもたない奇妙な自動車が存在する。それがショーロッド。 ショーロッドは多くの注目が集まるメディアやカスタムショーの場で、脚光を浴びるためだけに存在する。走ったとてせいぜい駐車場から会場舞台袖までのほんの数十メートル。その姿はどれも奇抜で、荒唐無稽といってよく、5,000馬力、最高速度500km/hを叩き出す巨大エンジンを積むことがあっても、それはたいていくまなく厚くメッキがかけられて、その異様な迫力で衆目を惹きつけるまでのことだった。 レイダース・コーチは1969年、天才的カスタムビルダーのジョージ・バリスという男が、ポール・リビアとザ・レイダースという風変わりなアイドル・ロッ

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  • プラモデルを塗るために、赤い彗星のシャアが遺した色/GSIクレオスの「あずき色」をめぐる物語。 | nippper ニッパーを握るすべての人と、モケイの楽しさをシェアするサイト

    あずき色のスプレーを買ったら、「赤2号」と書いてある。”あずき色”の名前はカッコのなかに入っているから、おそらく”赤2号”が名なんだろう。俺はけっこう鉄道が好きなので、これが何を意味しているかわかる。国鉄時代に多用されたちょっと青みがかった赤。あれを赤2号って言うんだ。しかし、いまどきこのスプレーで鉄道模型を塗る人はあんまりいないだろうし、「そもそもMr.カラー(GSIクレオスの模型用塗料)に鉄道用の色なんてほかにありましたっけ?」と、しばし考え込む。 ▲ヘッドライトの周りと窓の帯が「赤2号」だ 「Mr.カラーには昔、赤2号以外も『鉄道模型用カラー』というのがラインナップされていたらしい」ということはわかったが、それ以上詳しいことはあまり手がかりがない。しかし、自分のなかにちょっと確証めいたことがあったので、GSIクレオスの広報担当者に詳しく話を聞いてみた。すると1970年代、Mr.カラ

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  • 聖杯となったゴジラのプラモデルは、ゴーカートに乗ってやってくる。 | nippper ニッパーを握るすべての人と、モケイの楽しさをシェアするサイト

    ゴジラというモンスターを最初にプラモデル化したのは、やはりオーロラだった。 いまとなっては奇異なことに思われるだろうが、ゴジラはフランケンシュタインやドラキュラ、狼男らと同じユニバーサル・モンスターズの人気ラインナップに、キングコングと同時に加えられた。東宝制作の『キングコング対ゴジラ』のアメリカにおける配給権をユニバーサルが持っており、オーロラとの提携関係を思えばそれは当然のなりゆきであった。オーロラがとにかくどんどん目新しいモンスターをラインナップに追加しなければならないほど、ユニバーサル・ホラー映画のモンスター・シリーズは人気があった。日に8,000個の24時間フルタイム生産は尋常ではない。 >ホビコレ ポーラライツ ゴジラゴーカート こうした一方で、アメリカのホビーはもうひとつ、いわゆるアメリカンカープラモの大人気が加速していたのだった。自動車メーカーの販売促進用モデルをパーツ状態

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  • プラモ塗料千夜一夜/Xネブラが導いた最上級の革の色 | nippper ニッパーを握るすべての人と、モケイの楽しさをシェアするサイト

    ツヤのある塗料からツヤを消すのは簡単だけど、ツヤ消しの塗料をツヤありにするのは難しい。 この一方通行に気づいた塗料メーカーが、最近ぞくぞくと光沢塗料を送り出している。 かつて半ツヤ・ツヤ消しと相場の決まっていた色たちも、いまガラリとその印象を変えている。 これは輝きはじめたプラモ用塗料たちの物語──。 第一夜はガイアノーツの「ダグラムカラー CB-14 ライトカーキ」である。 ▲使用シーンには「ブロックヘッドXネブラ対応型の体(腕部、腹部、大腿部)の薄い方のカーキ色です」とある。 ミリタリーカラーを光沢で出すなんて酔狂だと思った。 今はとても反省している。 伝統的なタンニンなめしという手法で加工されたナチュラルな革の色をタン(Tan)と表現する人はそこそこいるだろうが、「オレンジ」と喝破できる人はおそらくもっと少数で、きっと画家かなにかだろう。画家はあいまいな色を、誰もが知っているわかり

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    stonedlove
    stonedlove 2022/06/11
    いいコラムだなあ。バントウさんの文体もすてき。
  • マンガ用「丸ペン」であなたのお悩み解決!!今日から細部塗装も怖くない!!! | nippper ニッパーを握るすべての人と、モケイの楽しさをシェアするサイト

    「細かい線をマッハで描きたい!」「筆だとよれてしまう!」。これまで何度も失敗してきました……。 そして遂に自分の中で「これだ」というツール、マンガ用「丸ペン」にたどり着きました!ペン先でビシッと行けますよ。 ▲服の帯にあるこんなモールドも手軽にピシッと塗れます! 丸ペンはインクを付けて描くペンです。ということは……模型用塗料を付けてもいけるのでは!?という着想でチャレンジ! この方法で使用しているのは主にクレオスの水性ホビーカラーです。ビン生の濃度でも大丈夫ですし、もっと自由に線をコントロールしたい場合は溶剤と1:1位の割合で薄めています。タミヤアクリルやエナメルも行けます。 ▲細くて繊細な線を引ける丸ペン。ペン先もご覧の通りめっちゃ細いです ▲ペン先に入れる力加減によってある程度の線の太さはコントロールできます。力を入れるとこのようにペン先が開くんです。これにより線の太さが調整できます

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    stonedlove
    stonedlove 2021/01/27
    おおその手があったか!
  • タミヤアクリル塗料がさらに使いやすくなる「神の雫」のお話 | nippper ニッパーを握るすべての人と、モケイの楽しさをシェアするサイト

    ▲今回のテーマはタミヤの模型を長年彩ってきている塗料「タミヤアクリル」です。 タミヤが発売する塗料の代表格「タミヤアクリル」。GSIクレオスのラッカー塗料、「Mr.ホビーカラー」とこの「タミヤアクリル」はたいていの模型店・量販店で購入できるプラモの“ど定番塗料”です。その名の通り水性アクリル塗料となります。この塗料、隠蔽力がかなり強く伸びも良いのですが、“つや消しパワー”(後述するXFのみ)がすごく強く、時にがさついたりしてコントロールが難しくなります。しかしある塗料を少し加えるだけでそのコントロールが一気に用意になります。 それは、この塗料に同じタミヤアクリルの「X-22 クリヤー」を入れると、垢抜けためちゃくちゃニュートラルなかわい子ちゃんに大変身するんです! ▲こちらクリヤー。タイヤアクリルのツヤ感をコントロールできます。これを加えるだけでしっとりとした、使いやすい塗料に早変わりしま

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    stonedlove
    stonedlove 2020/07/29
    タミヤアクリルつや消しのガサつきは気になってた。やってみる!
  • マシーナリーとも子、「プラモができるまで」のTV番組を見て考える。 | nippper ニッパーを握るすべての人と、モケイの楽しさをシェアするサイト

    みんな『ザ・メイキング』って知ってる? サイエンスチャンネルが過去放送してたいろんな「モノができるまで」を14分くらいで追うテレビ番組なんだけど、サイエンスチャンネル公式YouTubeにものすごい数がアップロードされてて無限に見れるんだよ。 その数、300超。300超!? 多すぎるだろ。 この動画群がめちゃめちゃおもしろくて当に永久に見れるんですね。だんだんカマボコとかまんじゅうがベルトコンベアで無抵抗に運ばれてる様子がかわいく見えてくるほど。「全自動皮むき機」とか単機能を極められたマシーンの数々にキュンキュン来てしまいますのよ。プラモデル製作のお供に垂れ流しておくのにも最適なのでみなさんもあらゆる商品が作られていくのを眺めながらプラモデル製作に勤しんでみてはいかがでしょうか。さ~てじゃあ今日はどれを見ようかな……。

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  • 踊れ!! ミリタリーミニチュア!「人形改造の第一歩」を踏みだした男の話。 | nippper ニッパーを握るすべての人と、モケイの楽しさをシェアするサイト

    ▲タミヤ1/35ミリタリーミニチュア。なかなか自立しないものもあって困っちゃうのよね。 1/48のミニチュアのように台座があればいいんだけれど……そうだ、無ければ作ろう鎌倉幕府! ▲以前作ったアメリカ歩兵機関銃チームセットをもう一度作りたくなったのでまた買ってきました。 ▲戦争という極限状態にある彼らは血気迫る豊かな表情。今回はその表情がよく見えるようにヘルメットを被らせずに作ってみたかったのでした。 ▲ランナーにはまるまる武器が残る。いいか?これが平和だ。 ▲武器が無ければ組立てはあっという間。踊ってる風に接着してみる。 ▲これはストックしていた楽しい工作シリーズNo.3プラバン。厚み1.2mm、0.5mm、0.3mmの3種類のプラバンが少しずつ入っている。 ▲ベースを作るのにカットしやすそうな0.5mmのプラバンをチョイス。 普通に丸とか四角でベースを作っても面白くないな……私にいい考

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  • その感覚が消えないうちに/「ブルーインパルスの思い出」を作る。 | nippper ニッパーを握るすべての人と、モケイの楽しさをシェアするサイト

    金曜の昼間、家の上をブルーインパルスが飛んだ。それがどんな意味を持っているのかを論じているヒマはない。オレたちはプラモが好きだ。見たものはプラモで作らないと気がすまない。T-4のプラモを速攻で買って、ババっと作ってあの鮮烈な記憶を自分の手で再現したい。 でも、だ。いままで何度かブルーインパルスの飛行展示を見て、一度としてその模型を作ったことがない。なぜなら、ブルーインパルスは6機でひとつの画として機能するし、白く伸びたスモークが3次元的にその機動を束の間描き出し、やがて空に薄く消えていくあの光景こそが体だからだ。自分の家の机の上にチョンと1機のT-4が置いてあっても、それは”ブルーインパルス”ではなく、それを構成する要素のひとつでしかない。たとえ6機作っても、それを青い空間に立体的に配置する術はない。なんて難しいモチーフなんだろう。 多くの人がSNSでつぶやいていたとおり、今回の飛行展示

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    stonedlove
    stonedlove 2020/06/05
    「それがどんな意味を持っているのかを論じているヒマはない」←そうかあ? それがどんな意味を持っているのか指で味わい、手で考えることこそが模型趣味の醍醐味だと俺は思うが。
  • 【PR】タダでもらえるロボットを強化する!グッスマ製「エグゾフレーム」の可能性! | nippper ニッパーを握るすべての人と、モケイの楽しさをシェアするサイト

    現在YouTubeでタダで見られるアニメなんですが、『OBSOLETE』(オブソリート)というものがあります。突然地球の近所に現れた宇宙人が「石灰岩1tと交換でめちゃくちゃ便利な2.5mくらいの大きさの汎用ロボット”エグゾフレーム”をくれる」という交換条件を持ちかけてきて、それによって人類がどう変わっていくのか、というのを描いたアニメです。 地面を掘ることさえできれば誰でも簡単に軍事転用可能な夢のマシンが手に入ってしまうわけで、貧乏国家だろうが超大国だろうがそこは平等。それを利用して世界に対して喧嘩を売っている武装組織アウトキャスト・ブリゲードと、それを追うアメリカ海兵隊の話が縦軸になってるんですが、その背後の事情(宇宙人の目的とか)はまだ謎。今年の冬に後半が配信されるそうです。面白いしタダなので、全員見ましょう。 このOBSOLETE、聞けばそもそもがプラモデルありきの企画だったそうなん

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  • 「プラモの順列組み合わせ」だって、りっぱなプラモの遊びかたです。 | nippper ニッパーを握るすべての人と、モケイの楽しさをシェアするサイト

    『CONTINUE』という雑誌があります。2001年から太田出版から発売されており、大学時代のサブカル情報源だったなぁとか思っていたのですが、2010年に休刊。2018年に復刊し、現在まで隔月刊で刊行されています。で、私からぱたも『新幹線変形ロボ シンカリオン』や『Nintendo LABO』をはじめとした記事でお呼ばれして写真や文章などを寄せていたのですが、じつは最近、連載「もけいのじかん」を担当するようになりました。 「プラモの話をプラモ専門じゃない媒体でやってみたい」というのを会う人会う人に話し続けていたのがようやくオッケーになったというか、とにかく「プラモを上手に作ろう」というお話(これはネットや紙でもいちばん人気のあるコンテンツであります)ではなく、「プラモってこういう質感の物体で、こんなふうな遊び方もできるのか〜」というのを、プラモをほとんど知らない人に見せるためのプレゼンテー

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