郵便局で働くシャオチーは、仕事も恋もパッとしないアラサー女子。何をするにもワンテンポ早い彼女は、写真撮影では必ず目をつむってしまい、映画を観て笑うタイミングも人より早い...。 ある日、ハンサムなダンス講師とバレンタインにデートの約束をするも、目覚める となぜか翌日に。バレンタインが消えてしまった...!? 秘密を握るのは、毎日郵便局にやってくる、常にワンテンポ遅いバス運転手のグアタイらしい。シャオチーは街中の写真店で、なぜか目が見開いている見覚えのない自分の写真を偶然見つけるが…。 人よりワンテンポ早い彼女の消えたバレンタインを巡る物語。...と、ワンテンポ遅い彼のもうひとつの物語。その秘密を紐解いていく先に、誰も見たことのない最高 の《奇跡》が待っている。そして訪れる至福のラストに、きっと誰もが笑い、涙する。 失くした「1日」を探す旅に出るシャオチ―。私書箱の鍵、父と交わした最後の約束