タグ

ブックマーク / satotarokarinona.blog.fc2.com (1)

  • 『ガブリエル・ガルシア=マルケス  ある人生』 | 荒野に向かって、吼えない…

    ジェラルド・マーティン著 『ガブリエル・ガルシア=マルケス  ある人生』 邦訳で七〇〇ページを超える大部の ガルシア=マルケス伝。著者は一九九〇年代初頭から実に一七年かけて完成させた。伝記執筆の噂が広がるとこれが「公認」のものであるのかを気にする人が出てきたが、黙認のもとで調査執筆しているとしていた。しかしガルシア=マルケス自身が来るこの伝記を公認のものであるかのように語るようになり、インタビューにも応じ、ゆかりの人物を紹介した。フィデル・カストロなどへのインタビューはガルシア=マルケスの紹介なくしては実現しなかっただろうとしている。といっても聖人伝となっているのではなく、とりわけガルシア=マルケスの政治的な言動については辛辣なところもある。 この分量だけに詳細なものとなっており、そのせいもあって正直にいうと決して読み易いものではない。『百年の孤独』は山のような人名で挫折したという人がいる

  • 1