長崎県警に逮捕され、窃盗罪で公判中の住所不定の無職、鈴木友也被告(39)が、街並みの写真をインターネットで提供する米ネット検索大手グーグルのサービス「ストリートビュー」を使い、下見をしたと供述したことが1日、県警への取材で分かった。 県警によると、鈴木被告は6月に岡山県倉敷市の衣料品店などに侵入し、現金約25万円を盗んだとされる。この際、事前に漫画喫茶でストリートビューを利用し、店舗の外観や通りの様子を確認したという。 県警は被告について13都府県で108件の窃盗を裏付けたとしている。 グーグル日本法人の広報担当者は「写真は公道から撮影し、現地に行けば誰でも見られる。サービスをどう使うかはユーザー次第だ」としている。