東京都三鷹市の70歳代の女性が今月上旬、「個人情報が流出している」などとする電話を受け、現金約8000万円をだまし取られそうになっていたことが、警視庁への取材でわかった。 女性が銀行の窓口で預金を解約しようとした際、行員が詐欺に気付き、被害を食い止めた。今月1日には日本年金機構の個人情報流出問題も発覚しており、同庁で警戒している。 同庁武蔵野署によると、機構の情報流出問題が発覚した2日後の今月3日、女性宅にNPO職員を名乗る男から「あなたの個人情報が出回っており、削除が必要だ」と電話があった。 女性が削除を依頼すると、10日頃までに弁護士や証券会社員などを名乗る男から次々と電話があり、「資産を安全な所に移した方がいい」などと提案された。女性が約8000万円の定期預金があると伝えると、解約を勧められたという。 女性は15日、三菱東京UFJ銀行吉祥寺支店を訪問。しかし、解約理由が不審なことに行