大阪府警は14日、府警東淀川署の男性巡査部長(30)が殺人事件の聞き込み先など約400人分の個人情報が記載された捜査書類を紛失したと発表した。昼食に立ち寄ったラーメン店でかばんごと置き忘れたという。 アルバイト店員がかばんと中に入っていた財布の現金約4万円を盗んだことを認めたため、府警は窃盗容疑で同店員、中山直樹容疑者(33)=大阪市北区長柄東=を13日に逮捕。「現金を抜き取り、かばんは店の生ごみと一緒に捨てた」と供述している。 ごみは業者が回収して大阪市内の焼却場に持ち込まれたとみられ、府警は外部流出は確認されていないとしている。 府警刑事総務課によると、紛失したのは聞き込み先などの住所、氏名が記された約400人分の名簿▽捜査報告書1通▽巡査部長の捜査ノート-の3点。同市東淀川区で5月に自治会長の男性(74)が殺害された事件の関連書類という。 巡査部長は11日昼、大阪市北区のラーメン店で