山崎製パンは2月12日、子会社のヤマザキナビスコが「ナビスコ」ブランドのライセンス契約を、8月31日で終了すると発表した。これに伴い、ヤマザキナビスコは9月1日から社名を「ヤマザキビスケット」に変更。同社が開発した「チップスター」などの製品は販売を継続するが、ナビスコブランドの「オレオ」「リッツ」などの製品は、8月末をもって製造を終了する。9月以降は日本では同ブランドの権利を持つモンデリーズ・ジャパンが販売を継続することになる。 ヤマザキナビスコは1970年、山崎製パンとアメリカのナビスコ社、日綿実業(現・双日)の合弁会社として設立され、「オレオ」、「リッツ」、「プレミアム」などのブランドを製造・販売してきた。現在これらの商品は日本でも人気商品となっているが、販売当初は「初めから市場にすんなりと受け入れられたわけではなく、社員の溢れるチャレンジ精神によって皆様に愛される商品へと変貌していっ