在庫管理や商品発注、販売管理などでABC管理(重点管理)(注1)を行う際に、要素項目の重要度や優先度を明らかにするための分析手法。パレート図(注2)をツールとして管理対象(在庫品目)を重要な順にA・B・Cの3つのランクに分ける方法である。 ABC分析の手順は、在庫管理を例にすると次のとおり(在庫品目ごとの使用金額を基準にクラス分けをする場合)。 在庫品目ごとに使用金額を集計し、金額の大きい順に並び替べる その順に使用金額を累計し、総使用金額に対する累積構成比(%)を算出する 使用金額累積構成比を基に品目をA・B・Cの3つのクラスに区分する 区分は使用金額累計構成比の上位から、70~80%をAクラス、80~90%をBクラス、90~100%をCクラスとすることが一般的だが、何%ごとに分けるかは品目群の特性に応じて変えてよい。 順位 品目 使用金額 構成比 累積使用金額 累積構成比 区分 1
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