新型肺炎の対策効果? インフル、低調に推移 2020年02月02日07時17分 全国のインフルエンザ患者数が低調に推移しており、今年第4週(1月20~26日)は推定65万4000人と、前年同週の222万6000人を大幅に下回っている。新型コロナウイルスによる肺炎を警戒し、マスク着用や手洗い徹底などの対策を取る人が増える中、専門家は「対策がインフルエンザの流行抑制にも貢献している可能性はある」と指摘する。 <関連ニュース 新型肺炎、中国で感染拡大> 厚生労働省によると、全国約5000の医療機関から第4週に定点報告を受けたインフルエンザ患者は、1医療機関当たり平均18人。同週としては2011年以降、最も少なかった。 患者数は第1週以降、増減を繰り返しており、国立感染症研究所の担当者は「推移を注意深く見る必要がある。(新型ウイルスへの)感染症対策がどれほど影響を与えているかは分からない」と慎重な