飽食の時代、寿司・焼肉・カレー・スイーツなど、あらゆるものが好きな時に食べられる日本。そんな状況にあって、徹底的に同じものを食べる人も存在する。「即席麺評論家」である大山即席斎氏もその一人。仕事柄とはいえ、年間でインスタント麺を600食も口にするとの触れ込みがある同氏。健康問題は起きていないのか、太ることはないのか。本人を直撃した。 日々大量の袋麺を消費する大山即席斎氏。いつからハマったのか尋ねてみると、意外にも子供の頃はほとんど食べていなかったという。転機となったのは大学時代に出会ったある商品。 「大学2年の時に、『中華三昧』(明星食品)が発売されたんです。これは、他の商品の倍くらいの値段の高級袋麺で、ものすごく美味しくてハマりました。同時期に、他のメーカーも高級袋麺を出していました。例えば『マダムヤン』(ハウス食品)は、CMも話題になったので、私と同世代だとその印象が強いでしょうね。他