「いつになったら大臣が来るんだ!」「大臣どうした!」 罵声を浴びせられているのは、現在もSPEEDのメンバーであり、参議院議員の今井絵理子政務官だ。「竹島の日」記念式典の壇上で政府代表としてのメッセージを読み上げているのだが、怒号が鳴り止まない。 そもそも竹島問題とは、日本が米国の占領下にあった1952年、韓国の李承晩大統領が一方的に李承晩ラインを設定。竹島を不法占拠し始め、韓国側が44人の日本人を死傷させ、3929人を拿捕したのが問題の始まりだ。 今年は日韓国交正常化から60周年という節目。だが、元徴用工問題をめぐる賠償判決などで韓国国内の反日ムードが再燃しつつある。そうした中で迎えた「竹島の日」は、島根県による条例制定(2005年)から数えて20年の区切りとなった。 2月22日朝、気温0度近くで雪が降りしきり、一部便が出雲空港に着陸できず引き返すなど、混乱が生じていた。島根県松江市では
