OECD Publishing/Health at a Glance2015 そこで、世界トップレベルの就業率を誇るスウェーデンの社会システムについて見ていくことにする。 働く女性を根っこから支える きめ細やかな社会制度 スウェーデンで出産・育児があっても過酷な医師業を続けられる要因は、充実した社会制度にある。育児の比重を母親だけに負わせるのではなく、夫との協力体制が確立されることで、女性たちの社会進出が極端に減ることはない。 スウェーデンでは20~64歳の女性の81%が就業しているというデータがあり、女性議員の割合も45%と、まさしく女性が活躍できる環境が整備されている。 【スウェーデンの子育てサポートの主な内容】 ・両親合わせて最大480日(約16ケ月)の育児休暇がとれる。 ・父母問わず390日間は休業直前の所得80%が補償。残りの90日間は出産前の給料に関係なく1日一律180クローナ