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4月にたばこ税を25%増税。さらに2年後には全銘柄のデザインを強制的に統一するという過激な規制案が波紋を呼んでいる オーストラリアの喫煙者はますますたばこが吸いづらくなるだろう。既に厳しい規制がさらに厳しくなったからだ。 4月29日、政府はたばこ税の25%引き上げを突然発表した。さらに、国内で販売されるたばこの包装デザインを基本的に無地に統一する世界初の計画に乗り出した。2012年7月1日までに施行予定で、ロゴマークの印刷や独自の色・文字フォントの使用を禁止する。包装にはブランド名のほか、喫煙による健康被害を示すグロテスクな写真が掲載される。 「新しいブランド規制は世界で最も厳しいもので、たばこ会社は嫌がるだろう」と、ケビン・ラッド首相は記者会見で語った。 今回の対策はWHO(世界保健機関)も支持している。WHOによると、たばこの包装は「タフさ」といったブランドイメージを表現しており、それ
毒か薬か カリフォルニアではマリフアナ合法化をめぐる議論が高まっている Robert Galbraith-Reuters カリフォルニア州オークランドの中心部の一角に、住民が「オークステルダム」と呼ぶ地区がある。 マリフアナ(乾燥大麻)の個人使用などが訴追されないオランダのアムステルダムをもじって付けられた名前だ。寂れた地域にひっそりと存在するその「マリフアナ解禁区」では、外の世界より時間が少しだけゆっくりと流れる。 カリフォルニア州では医療目的に限ってマリフアナ使用が合法化されており、実際にオークランドなど多くの地域で使用が許されている。オークステルダムのコーヒー店「ブルースカイ」でコーヒーを頼むと20分は待たされるが、マリフアナなら5分で手に入る。 別の店に入れば、それほど人目をはばかるふうでもない裏部屋にマリフアナの煙が濃く立ち込めて、ピンク・フロイドのアルバム『狂気』の曲が流れてい
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