米首都ワシントンで販売される食用の二枚貝(2014年2月25日撮影、資料写真)。(c)AFP/Paul J. Richards 【4月10日 AFP】米国とカナダの北東沿岸沖に生息する食用二枚貝に「伝染性のがん」がまん延しているとの研究論文が、9日の米科学誌「セル(Cell)」に掲載された。このがんの発見は、海洋の健全性をめぐって新たな疑問を投げ掛けるものだという。 米コロンビア大学メディカルセンター(Columbia University Medical Center)などの研究チームが発表した論文は、長年にわたり無数の二枚貝を死に至らしめているこの特異な種類の白血病の詳細を世界で初めて明らかにした。 同センターでネズミの白血病を研究している論文主執筆者のスティーブン・ゴフ(Stephen Goff)氏は、2009年に海洋生物学者からの依頼を受け、二枚貝の病気がウイルス性のものであるかを