●僧侶 釈 宗玄さん(仮名・39歳)地方都市の副住職 「私が副住職をしている地方のお寺ではご門徒さんが300世帯ほどおり、ほぼ毎週、法事などがありました。しかしコロナの影響でご依頼は激減。ご家族のみや代表者だけでというわずかなご依頼に、ソーシャルディスタンスをとりつつマスク着用の読経などで対応しています。マスクをつけての読経は非常に苦しく、息が詰まりそうになりますが、仕方がありません。 一方、首都圏のお寺ではコロナの影響はより甚大です。我々は宗教法人から毎月お給料をいただくわけですが、仏事がほぼ皆無で3か月無給という僧侶もいるそうです。若手僧侶を中心にオンラインでの法話配信や仏事対応などを導入し、コロナ時代の新しいお寺のあり方を模索している状況です」