福島県と山形県にまたがる吾妻山で、14日午前から火山性地震が増えていて、気象庁は今後、小規模な噴火が発生する可能性があるとして、引き続き「火口周辺警報」を発表して、火口の周辺では噴石などに警戒するよう呼びかけています。 気象庁によりますと、吾妻山では14日午前9時ごろから大穴火口の直下付近が震源とみられる火山性地震が急増し、▽午前10時までの1時間に19回、▽午前11時までの1時間に53回観測され、振幅の大きな地震も発生しているということです。 また地震の増加に伴って、一時的に火口側が上がる傾向の地殻変動がみられたということです。 吾妻山では、先月から火山性地震が多い状況が続き、先月には576回の火山性地震が観測されたほか、今月も13日までに470回観測されています。 また、去年4月ごろからは緩やかに大穴火口側が上がる地殻変動が観測されているほか、去年9月ごろからは大穴火口から500メート