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アイドルと読書に関するsubaru660のブックマーク (7)

  • 「推すことの切実さ、文学にしてみたかった」21歳の芥川賞作家・宇佐見りんインタビュー

    推しが燃えた。ファンを殴ったらしい。まだ詳細は何一つ分かっていない。何ひとつ分かっていないにもかかわらず、それは一晩で急速に炎上した」 この書き出しで始まる小説推し、燃ゆ』が2021年1月、第164回芥川賞を受賞した。2021年2月現在の累計発行部数は42万部を超え、「純文学としては異例の売り上げ」(出版関係者)と話題を集めている。 作者の宇佐見りんさんは、21歳の大学2年生。綿矢りささん、金原ひとみさんに続く、史上3番目の若さでの受賞となった。 受賞会見では、大学生らしい笑顔を見せた宇佐見さんだが、作品を読むとそのギャップに驚く。 文藝賞と三島由紀夫賞を受賞したデビュー作『かか』では、酒を飲んで暴れる母や壊れていく家族を描き、2作目の『推し、燃ゆ』では、学校にも家族にも居場所のない高校生が、もがき苦しむ姿が生々しく語られる。 「大学生の芥川賞作家」として注目される宇佐見さんとは一体、

    「推すことの切実さ、文学にしてみたかった」21歳の芥川賞作家・宇佐見りんインタビュー
  • 宇佐見りんさん「推し、燃ゆ」インタビュー アイドル推しのリアル、文学で伝えたかった|好書好日

    宇佐見りん(うさみ・りん)作家 1999年、静岡県生まれ、神奈川県育ち。現在大学生。2019年に『かか』で第56回文藝賞を受賞をしデビュー。同作は2020年、第33回三島由紀夫賞を受賞。 推しへの愛情、「一方通行」だからいい ――推しについて世の中で理解されていないと感じたのが、執筆の原動力のひとつだったそうですね。 まず、「推す」というのは、芸能的な活動をする人をファンが応援すること。そして「推し」は、ファンが応援している人を指し示すときによく使う言葉です。ジャニーズ宝塚、地下アイドルに地上アイドル、今で言えばYouTuberもそうですね。「推し」という言葉も、その感覚も、私と同じ年代の子たちには通用することが多いのですが、世間的にはまだその実態が理解されていないように感じたのが、書いたきっかけのひとつです。たとえば、「推しを推すこと」が恋愛の下位互換や趣味の一環として捉えられている。

    宇佐見りんさん「推し、燃ゆ」インタビュー アイドル推しのリアル、文学で伝えたかった|好書好日
  • アンビバレントさに留まることから――『乃木坂46のドラマトゥルギー 演じる身体/フィクション/静かな成熟』刊行|香月孝史

    書は、「演じる」をキーワードにしながら、アイドルというジャンルを生きる人々について、あるいはその職能の“理解されにくさ”について考えるものです。 ここでいう「演じる」とは、しばしば芸能人に対してあてがわれがちな、「偽りの姿/真の姿」というような単純さで捉えられるものではありません。2010年代の女性アイドルシーンにあっては、オンとオフとが互いに侵し合うようなメディア環境を駆使してきたことも相まって、パフォーマーとしての〈表〉の領域と、「プライベート」としての〈裏〉の領域とを峻別しうるような捉え方は、的を射たものではなくなっています。 また、アイドルはいくつもの場所、いくつもの位相のアイコンを「演じ」続けることを職能としますが、そうした役割はひとつのスペシャリティとして世に理解されにくく、どこまでも非熟練的な存在として規定されがちです。アイドルが日々おこなっている「アイコンの上演」という

    アンビバレントさに留まることから――『乃木坂46のドラマトゥルギー 演じる身体/フィクション/静かな成熟』刊行|香月孝史
  • 「乃木坂論壇」は生まれ得るのか?(『乃木坂46のドラマトゥルギー』読書メモ)|レジー

    タイトルの通り乃木坂46が主題ではありますが、それを語るにあたってAKB48や欅坂46といった周辺グループももちろん引き合いに出されており、10年代のアイドルシーンを総括するとしての意義もあります。また、乃木坂46に絞っても、テレビを見ているだけではなかなか伝わらない「舞台演劇と乃木坂46」という切り口は新鮮です。 以下、気になったポイントのメモ 橋奈々未と生駒里奈文中では乃木坂の面々の過去インタビューでの発言がたびたび引用されていますが、橋奈々未と生駒里奈、この2人の「自分の言葉を持っている感じ」には驚かされました。 前者は比較的年長者としてアイドルグループに入った人としての「アイドルと若さ、刹那」的な価値に対する独特の距離感を、後者はよくわからないままグループのシンボルに据えられてきた立場も踏まえての「結局アイドルって何なんだろう」ということに対する哲学を、自然体かつ何物にも揺る

    「乃木坂論壇」は生まれ得るのか?(『乃木坂46のドラマトゥルギー』読書メモ)|レジー
  • INTERVIEW FILE 022 大木亜希子 - 槙田さんのマキタジャーナル

    インタビューや文章を書くことに興味のある槙田紗子が、様々なジャンルの一線で活躍する方々にインタビューし、インタビュー力を鍛える企画です! INTERVIEW FILE 022 大木亜希子 (ライター) 不定期にもほどがある「槙田紗子のマキタジャーナル」、突然の最新回配信しました! 槙田紗子が心から敬愛する皆さんにインタビューする企画ですが、今回は元SDN48で、現在ライターとしても活躍中の大木亜希子さん。彼女が著する『アイドル、やめました。AKB48のセカンドキャリア』が話題を呼ぶ中、もう一人の元アイドル、槙田紗子が公開トークイベントでぶっこみました。あまりに面白かったので、当日の模様をマキタジャーナルでもさらします。 是非、ご一読ください! 槙田 皆さん、今日はね、アイドルのセカンドキャリアを高円寺で考える夜ということで。渋いタイトリング。今日はお付き合いお願いします。楽しんでいきまし

    INTERVIEW FILE 022 大木亜希子 - 槙田さんのマキタジャーナル
  • BLOGOS サービス終了のお知らせ

    平素は株式会社ライブドアのサービスを ご利用いただきありがとうございます。 提言型ニュースサイト「BLOGOS」は、 2022年5月31日をもちまして、 サービスの提供を終了いたしました。 一部のオリジナル記事につきましては、 livedoorニュース内の 「BLOGOSの記事一覧」からご覧いただけます。 長らくご利用いただき、ありがとうございました。 サービス終了に関するお問い合わせは、 下記までお願いいたします。 お問い合わせ

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  • あなたのアイドル論がちょっとだけ深くなるかもしれない5冊のおすすめ本 - 48神学

    アイドルを偉そうに語るおっさん(俺です)の話というのは、いい年してアイドルにハマってしまった自分にとっての新鮮さを、現代アイドルの新しさ、特殊性と混同してしまっていることが多い(俺だ。俺だよ母さん)。 そういう語りにも体験談、信仰告白としての価値はあり、おもしろいのだが、アイドル論としてはやはり浅いというか、ありがちなところにとどまりがちである。 48Gが一番人気があったころは、評論家とか大学の先生とか、インテリがアイドルにハマる例も多かったが、こういう人たちが書いたり語ったりすることも、さすがインテリは使う言葉が高級だなと思うくらいで、基的には同じようなものであった。 私も何か書くたびに、年季の入ったアイドルヲタクに「貴様がいる場所はわれわれが三千年前に通過した」と笑われているような気がしてならない。日々勉強です。 というわけで今回は、アイドルをより深くおもしろく語るために、このあたり

    あなたのアイドル論がちょっとだけ深くなるかもしれない5冊のおすすめ本 - 48神学
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