第41回 全農 日本カーリング選手権大会の女子はSC軽井沢クラブの初優勝で幕を閉じた。 準決勝の中部電力戦に続き、決勝の北海道銀行戦と、いずれもスキップの上野美優がラストロックで2点を奪う難しいドローを決めての劇的な逆転勝利だった。今大会の主役となった上野美が語る。 「準決勝、決勝と接戦となったんですけど、チームのみんなを信じて一投一投を運んでいけたのが、勝利につながったのかなと思います」 さらに上野美は、「強力なスイーパーと、頼もしいバイス(スキップ)がいて、投げればどうにかしてくれるだろうっていう信頼のもと、投げることができた」と続けたが、SC軽井沢クラブの強さは、上野美のドローをチームショットとしてスコアに直結させることだった。 上野美の妹でリードの上野結生、セカンドの西室淳子らは、自らのショットがたとえ乱れたとしても「(最後に)上野美がなんとかしてくれる」と、冷静なスイープに注力す