【読売新聞】<上>は こちら >> 編集委員 丸山淳一 いよいよ12月18日に最終回を迎えるNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。時代考証を担当した創価大学文学部教授の坂井孝一さんへのインタビューの後半は、源実朝暗殺事件から最終回「報
【読売新聞】<上>は こちら >> 編集委員 丸山淳一 いよいよ12月18日に最終回を迎えるNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。時代考証を担当した創価大学文学部教授の坂井孝一さんへのインタビューの後半は、源実朝暗殺事件から最終回「報
鎌倉幕府の史書である『吾妻鏡』はこう記す。 「諸訴論の事、羽林(うりん)直に決断せしめ給うの条、これを停止せしむべし。談合を加へ、計ひ(はからい)成敗せしむべし。その他の輩(やから)、左右無く、訴訟の事を執り申すべからざるの旨、これを定めらる」 『吾妻鏡』慶長元和年間版、建久10年4月12日の項。頼家の訴訟裁定禁止と、13人の談合(合議)について記された箇所。国立国会図書館所蔵 「羽林」とは頼家のこと。訴訟の裁定を頼家が直に決断することを禁じ、13人の有力御家人の談合(合議)によって行うことを決定したと記されているのだ。 歴史小説家の伊東潤氏は、この変化をこう見る。 「この体制は、宿老たちが頼家の決裁権を禁止したうえで、政治を合議制で進めようとしたとみられていました。しかし、近年は研究が進み、『訴訟案件の取り次ぎを13人に限定した』というのが実像のようです」 源頼家。祖父・母に見捨てられた
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公・北条義時(小栗旬)とその姉・政子(小池栄子)。源氏の流人・源頼朝が政子と結婚したことをキッカケに、弱小豪族だった北条家は政治の表舞台へと躍り出ます。 この記事では、ドラマを楽しむ上で最低限知っておいたほうがいい北条家、伊東家、源頼朝らの人物の関係、北条義時に関わる家系図などをまとめます。 義時の母方祖父は有力豪族・伊東祐親 物語序盤の展開を理解する上でまず理解しておきたいのが、伊豆の弱小豪族である北条家と有力豪族・伊東家の関係です。ドラマスタート時の両家の関係、抑えておく要点は以下の通り。 ※一部兄弟などを省き大幅に簡略化しています。ドラマでは政子、宗時、義時、実衣らは同母のきょうだいとして扱われているようです。 ▷北条義時の父・北条時政(坂東彌十郎)は、有力豪族・伊東祐親(浅野和之)の娘を妻に迎えている。嫡男の北条宗時(片岡愛之助)、次男の北条
『平蜘蛛(ひらぐも)』の茶釜はそれ自体に意味があります。松永が伊呂波太夫に託した言葉にあるように、「それを持つ者は誇りを失わぬ者、志高き者、心美しき者」だということです。その平蜘蛛を松永は光秀に渡した。 そこには2つのメッセージが込められています。「光秀、お前が麒麟を呼ぶんだよ」、そのためには「信長とは縁を切りなさい」と・・・。伊呂波から平蜘蛛を受け取ったときに、光秀はこれらのメッセージも同時に受け取ったのです。 このエピソードを思いついたとき、すべてがつながったと思いました。僕としては大発見だった。 光秀に鉄砲を調達してくれる、おもしろい人物として第1回から松永久秀を登場させました。そのときは、これからふたりは友だちになっていくんだろうなという予感くらいしかなかったけど、平蜘蛛のエピソードを思いついた瞬間に、光秀にとっての松永、その本当の意味が構築されました。 光秀が心理的に変わっていく
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く