——ラストアルバムにして最高傑作『誕生』がついに完成しましたが、今の心境はいかがですか。 橋本絵莉子:やっと(レコーディング期間を)抜けた〜!っていう感覚が出てきてますね。音を選ぶとか、いろいろジャッジするとか、そういうものからスポーンと抜け出して、これから客観的に眺められるようになるんじゃないかなって思ってます。 ——肩の荷が下りた、的な? 橋本:なんだろ、ホッとしたのかな。今回はメカ(デジタル楽器を多用した“メカットモンチー”スタイル)にテーマを絞ってやってみようっていうところから始まったし、しかも曲のストックがほとんどない状態、イチから作りながらの作業だったから余計にホッとしたのかも。 福岡晃子:私は“やったー!”って感じですね(笑)。“これで自由だー!”って。打ち込みメインのスタイルで作っているから、曲が上がってミックスが終わっても、さらに何回もミックスの修正をするんですよ。そうい