黄桜署は30日、アルコールを摂取した状態で路上を走っていた自動運転電気自動車を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕した。燃料タンクからは基準値を超えるアルコールが検出された。容疑車は逮捕容疑について黙秘しているという。 30日午後8時ごろ、京都府黄桜町内の道路で蛇行している自動運転車を巡回中のパトカーが発見。音声アシスタントに職務質問したところ「すみません、聞き取れませんでした」「何とおっしゃったのか分かりませんでした」など的を得ない答えが続いたという。不審に思った警官が燃料タンクを開けて蒸気を調べたところ、タンク内から基準値の約8倍のアルコールが検出された。 調べに対し、容疑車は「すみませんがお答えできません」と黙秘。一方で、運転席に同乗していた男(27)は「『少しくらい(アルコールが)入った方が動きが滑らかになる』と言われたので、景気づけにガソリンを1合ほどタンクに流し込んでしま