3ピースロックバンド、リーガルリリーが前作『bedtime story』から2年ぶりとなる通算2枚目のフルアルバム『Cとし生けるもの』をリリースした。 インタビュー中にもあるが、タイトルの“C”とは鉛筆の芯にもダイヤモンドにもなり、私たちの人体の18%を占めている炭素の化学記号である。そして、タイトルからも想像できるように、前作が“カラフルなクレヨンで描かれた絵本”だとしたら、本作は“濃淡のある鉛筆で記された手紙”のようであった。 さらに、前作では追憶や内省への広がりが中心だったら、本作は明らかに未来や他者に向けた視線が見られる。最も違いがわかりやすいのは、“窓”というフレーズ。前作の「GOLD TRAIN」では、家の中から見る窓の外の景色に自分の感情を重ねていたが、本作の「セイントアンガー」では、その窓を道ゆく人たちがどう見ているかを考えている。 過去から未来へ。想念から現実へ。自己から
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