――来季の監督として霜田正浩氏が就任することが決まりました。改めて経緯を教えてください。 下條 監督選考については今年の成績を受けて(名波浩)前監督が代わることに伴い、スピーディーに進める運びとなりました。クラブとして、松本山雅としてどういうサッカーをやっていくべきか。もちろん勝つ確率が高いものをクラブが掲げて、我々と目指す方向が合致したというのが一番大きなところだと思います。 ――「クラブが掲げる方向性」というのは、具体的にどのように整理されましたか? 下條 一番は勝利のために「より主体性を持ったサッカー」「攻撃的なサッカー」を進めたいということです。今はワールドカップ(W杯)期間中で一番分かりやすいと思いますが、どこのチームがというわけではなくて、主体性のある攻守一体となったサッカーを目指さなければ、結局は良い成果が挙がっていません。そういう部分が一番のコンセプトです。 ――新監督は数