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2023年5月27日のブックマーク (9件)

  • 「私は女性で、そして最高だ」カナダで乳がんになった西加奈子が自分を取り戻す姿を描いたノンフィクション - ニュース|BOOKSTAND

  • https://https//bookstand.webdoku.jp/news/2023/05/08/190000.html

  • 4歳の子は…西加奈子が語るカナダでの「乳がん治療」病気の恐怖、救われた助け(中原 美絵子)

    直木賞作家・西加奈子さん初のノンフィクション『くもをさがす』。鮮やかな黄色のカバーを外した表紙には、両親と子どもであろうイラストや「I LOVE MAMA」「MAMA」「YOU」と書きたかったであろう「VOU」といったメッセージが描かれている。 これは、西さんのお子さんが書いたものを表紙にしたものだという。 がんをはじめとして、「誰かの世話」に従事している人が病気になったとき、病気になった人が罪悪感を抱いてしまうことがあるという。なによりも自分の治療に優先していいはずなのに、「子どもの世話ができない」「家事ができない」と感じてしまう。そんなときどうしたらいいのか。周囲はいったい何ができるのか。 作家の西加奈子さんは、2019年から家族で滞在していたカナダで、2021年の夏に「トリプルネガティブ乳がん」という診断を受けた。初のノンフィクション『くもをさがす』には、その治療の過程や(コロナの

    4歳の子は…西加奈子が語るカナダでの「乳がん治療」病気の恐怖、救われた助け(中原 美絵子)
  • 両胸全摘手術を日帰り…西加奈子が体感したカナダの医療と日本の医療の「違い」(中原 美絵子)

    作家の西加奈子さんが初のノンフィクションとして上梓した『くもをさがす』は、家族でカナダ滞在中にトリプルネガティブ乳がんだと見つかり、その治療をする中での生活を描いた一冊だ。 カナダで、がんになった。 あなたに、これを よんでほしいと思った。 すでに20万部を超えた書の初版帯には、こんな風に書かれている。ここに書かれた「あなた」は、今を生きるすべての人だ。西さんの闘病記ではなく、病気の治療を経て感じた「幸せとは何か」を伝えるメッセージだからだ。 FRaUwebでは、西さんにロングインタビュー。1回目は乳がんを告知され、抗ガン治療中にコロナ陽性にもなった西さんがこのを執筆した経緯を伺った。2回目は乳房全摘手術を前に考えた「自分の身体」への意識の変化をお伝えしている。そして第3回は、カナダで治療を受けてわかった日の医療との違い、そしてカナダで治療したからこそ得たものを伺っていく。 実際、『

    両胸全摘手術を日帰り…西加奈子が体感したカナダの医療と日本の医療の「違い」(中原 美絵子)
  • 乳房全摘手術は…西加奈子が乳がん治療で「乳首って、いる?」と言われて気づいたこと(中原 美絵子)

    「アピアランスケア」という言葉がある。その名の通り「アピアランス(外見)」をケアすること。がんをはじめとする病気の治療では、往々にして髪の毛が抜けたりむくんだりといった「容姿の変化」が起こる。その変化に悩む人は少なくない。 国立がん研究センターのがん統計(2022年更新)によると、日では2人に1人ががんになると言われている中でも、女性のがんは乳がんが1位だ。アピアランスケア。「髪の毛が抜ける」ことに加え、「乳房の摘出」についての悩みも多い。シリコンなどでの豊胸手術もなされるが、そこには新たなる手術が加えられることにもなる。 直木賞作家の西加奈子さんは、先日初のノンフィクション『くもをさがす』を刊行した。そこには2019年から家族で滞在していたカナダでトリプルネガティブ乳がんだとわかったことが赤裸々に綴られている。発売前に10万部を超え、大きな話題を呼んでいる。 書が多くの人の心をとらえ

    乳房全摘手術は…西加奈子が乳がん治療で「乳首って、いる?」と言われて気づいたこと(中原 美絵子)
  • 西加奈子がカナダで乳がんになり、さらにコロナ陽性になって思ったこと(中原 美絵子)

    「カナダで、がんになった。 あなたに、これを読んでほしいと思った」 直木賞を受賞作『サラバ!』を始め、『ふくわらい』『夜があける』『さくら』など私たちに現実の世界を、多くの感情と共にまっすぐに届けてくれる作家・西加奈子さん。西さんの初めてのノンフィクション作品『くもをさがす』の初版帯には、冒頭のような言葉が描かれている。 そう、この作品は西さん自身が乳がんとなった体験を綴った一冊なのだ。 日にずっと生まれ育った人にとって、海外での生活は思い通りに行かないことが多くて当然だ。では語学留学としてカナダに滞在している時、自分の身体が思うようにいかなかくなったら……。 しかし作は、病気の経緯を綴った「闘病記」とは言い切れない。西さんが日を離れて病気になったからこそ綴られた言葉からは、「幸せとは何か」「生きるとはなにか」「愛とはなにか」を考えさせてくれるヒントがたくさんちりばめられているのだ。

    西加奈子がカナダで乳がんになり、さらにコロナ陽性になって思ったこと(中原 美絵子)
  • 「“かわいそうか”は私が決める」直木賞・西加奈子が乳がん治療をさらけ出した理由

    「カナダでがんになった」 4月中旬に発売されたばかりの直木賞作家・西加奈子さんの新刊『くもをさがす』の帯に書かれた、言葉が目をひく。 今作で西さんは、2019年秋から語学留学のためカナダ・バンクーバーに家族で移住し、現地で「乳がん」と宣告されたことを明かした。 『くもをさがす』は日記をもとにして、自身の経験を構成した初のノンフィクション作品。 コロナの影響もあってカナダでがん治療を受けることを決めた西さんが、自身の抗がん剤治療の激しい副作用や両乳房を切除した手術、そして家族との生活を詳細に記録している。 厚生労働省によると、女性の乳がんは40代後半で発症のピークを迎え、女性が生涯で乳がんに罹患する確率は9人に1人。病とどう向きあっていくかは、働く世代にとっても決して他人事ではない。 西さんはなぜ、ノンフィクションという形でがんを公表したのか? 直木賞作家であり、日を代表する人気作家である

    「“かわいそうか”は私が決める」直木賞・西加奈子が乳がん治療をさらけ出した理由
  • 直木賞『サラバ!』から約10年。「めっちゃ自分をほめてあげて」がんを公表した西加奈子が伝えたいこと

    圷歩(あくつ・あゆむ)とともに、自分の人生を取り戻す旅に出た『サラバ!』、不器用でも真っ直ぐな愛に揺さぶられた『漁港の肉子ちゃん』……。 2004年のデビュー以来、読者を励ますような小説を発表し続けてきた西加奈子さん。 デビュー10周年で発表した『サラバ!』は直木賞を受賞し、西さんは名実共に日を代表する作家となりました。 そして直木賞から約10年後、2023年4月に発表した新刊『くもをさがす』では自身のがんを告白。当時住んでいたカナダでの過酷ながん治療の日々を綴ったノンフィクションとなりました。 治療のため両乳房を切除し、再発リスクを抱えながら生きることになった45歳の人気作家はいま、何を思うのでしょうか?(聞き手・横山耕太郎) 西加奈子:1977年、イラン・テヘラン生まれ。エジプト・カイロ、大阪で育つ。2004年に『あおい』でデビュー。2015年、『サラバ!』で直木賞受賞。2019年1

    直木賞『サラバ!』から約10年。「めっちゃ自分をほめてあげて」がんを公表した西加奈子が伝えたいこと
  • 【書評】「私の中のくもをさがす」高橋久美子、西加奈子の新刊『くもをさがす』を読む | TOKYO HEADLINE

    直木賞受賞作『サラバ!』をはじめ『さくら』『i』『夜が明ける』などで知られる作家の西加奈子さん。新刊『くもをさがす』(河出書房新社)は2021年のコロナ禍、滞在先のカナダで乳がんを宣告されてからの約8カ月間を克明に描いた初のノンフィクション作品だ。 音楽活動を経て現在は作家・作詞家としてエッセイ、小説、絵、歌詞などさまざまなジャンルで文章を紡ぐ高橋久美子さんは書をどう読んだのか。 高橋久美子・評「私の中のくもをさがす」 西さん初のノンフィクションと聞いて、カナダでの新生活を綴ったエッセイとは少し様子が違うのかもしれないと思った。届いたプルーフ(見誌)の表紙を見て、えっ、と声が出てしまった。「カナダでがんになった」と書かれていたからだ。びっくりして、しばらく開くことができなかった。私の小説集に素晴らしい帯文を書いていただいたのは、2021年の春のことだった。そのとき何度かメールをさせて

    【書評】「私の中のくもをさがす」高橋久美子、西加奈子の新刊『くもをさがす』を読む | TOKYO HEADLINE