タグ

ブックマーク / nogizaka-journal.com (3)

  • ゼロの人・井上小百合

    私には歌やダンスやお芝居の才能はない。びっくりするくらい、何もない。だからこそ、小さな努力の積み重ねだけでどこまで行けるかを考えてきた6年間でした。(「月刊ENTAME」2018年3月号/徳間書店) 井上小百合を面白い人だと捉え始めたのは、やはり、彼女の転機ともなった『乃木坂工事中』(テレビ東京系)の企画からだ。この話は後でするつもりだが、それまで特別、井上小百合というアイドルに意識が向くことはなかったと思う。僕自身が、握手会にもライブにも行かないので、乃木坂46に触れるのがテレビかインタビューしかない、というのも大きいだろう。 もともとこの世界に入ったのは、お芝居がやりたかったからなんです。でもアイドル仕事はお芝居だけじゃないし、「私、どうしたらいいんだろう?」って思っていました。それこそ昔は「セリフだけを喋って生きていきたい」と思っていましたから(笑)(前掲「月刊ENTAME」) デ

    ゼロの人・井上小百合
  • ファンとしての在り方を考えるーー新規ファンが後悔した2つのこと

    この8月で結成5周年を迎え、ますます活発な活動を展開している「乃木坂46」。僕がファンになってからはまだ2年半ほどだが、その間にもファンは目に見える形で増え続け、さらなる躍進を遂げている。 乃木坂46の活動を楽しむ声やその表現方法は、イベント会場は元より、インターネット全盛の時代にあって、ネット上にも様々な形であふれている。しかし他方では、以前の自分と同じような後悔を周囲に漏らしているファンを目にすることもあり、いつからかそれが心のどこかに引っかかっていた。 かつてあるメンバーが、シェイクスピアの言葉を借りてこう言った。「世の中には幸も不幸もない。ただ、考え方でどうにでもなるのだ」と。 僕自身、その後悔に悩まされる時期もあったが、考え方を変えてからは以前にも増してファン生活を楽しめている。もし同じ悩みを抱えている人たちの気が少しでも楽になるのなら、という思いから僭越ながら筆を執ることにした

    ファンとしての在り方を考えるーー新規ファンが後悔した2つのこと
  • 橋本奈々未が捉える「自己の境界」~「BRODY 2016年10月号」を読んで〈前編〉~

    言葉や価値観に惹かれる傾向にある僕は、雑誌を買う時に、インタビュー記事がたくさん載っているかで判断することが多い。 先月発売された「BRODY」(白夜書房)の隔月刊誌としての独立新創刊号は、そういう意味で、とても良い雑誌だった。表紙に「乃木坂46結成5周年サマー大作戦」の文字が大きく踊るだけあって、乃木坂46関連のインタビューが、非常に充実していた。 乃木坂46のインタビューで、圧倒的な存在感を放つのは橋奈々未だ。彼女のインタビューをすべて追っているわけではもちろんないのだが、どれを読んでも、問われたことに対する理解度、自分自身に対する客観視、価値観を言葉にする言語力など、アイドルだから、ということではなく、一人の人間としてそれらの能力に優れていると感じさせる。 橋奈々未は、常に「冷徹な観察者」という感じがする。「冷徹な」という形容が正しいかはともかく、いつどんな場にいても「観察者」と

    橋本奈々未が捉える「自己の境界」~「BRODY 2016年10月号」を読んで〈前編〉~
  • 1