宗教団体「エホバの証人」をめぐり、信者を親に持つ2世などから、児童虐待にあたる行為があったと指摘されていることを受け、厚生労働省は、教団の関係者に事実確認を行いました。教団側は、児童虐待を容認していないなどと説明したということで、厚生労働省は、こうした教団の方針を信者に周知するよう要請しました。 宗教団体「エホバの証人」をめぐっては、信者を親に持つ2世などを支援する弁護団が、「親にむちで打たれた」とか「子どもに輸血を拒否させるよう教団が指導している」などの証言が寄せられているとして、児童虐待にあたる可能性があると指摘しています。 厚生労働省は31日、事実関係を確認するために、教団の広報担当者などと面会し、教団側は児童虐待は容認していないほか、輸血を拒否することについては「あくまで家庭の判断が尊重されるべきだ」と説明したということです。 これを受けて厚生労働省は、教団側に対し、親の信仰に関連