「ツイッターが○○を変える」「フェイスブックがあれば××はいらない」――。そんなスローガンが掲げられ、退屈な日常に飽き足らない人たちが、何かないかと寄り集まってくる。2011年のネット界隈は、そんな熱気が感じられた。 しかし、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏と、人材コンサルタントの常見陽平氏は、その浮ついた雰囲気に疑問を投げかける。「ソーシャルメディア幻想」はまもなく消え去り、「やっぱりリアル最強」が見直されるというのだ。 そろそろ「いいね!」を押し合うのが面倒になる 中川 就活にソーシャルメディアを使う「ソー活」って、今どんな感じなの? 常見 だいぶ話題にはなるけど、企業はまだまだ様子見というのが現実だよ。情報発信はしているけど、細かい交流までしているわけでもないし。フェイスブックを使う人が珍しかったころは、優秀な理系の学生を捕まえるにはいい手段だった。でも、いまではソーシャル使ってる