Google、Facebook、Microsoftなど、世界の名だたるテック企業が相次いで参入し、一大ブームを巻き起こしているVR(仮想現実)業界。映画やゲームなど、娯楽としての活用に注目が集まる中、実は意外な分野にもその影響力が広がりつつある――。そんな最前線を紹介するのが『VRは脳をどう変えるか? 仮想現実の心理学』だ。VR業界の先頭で研究を続ける米教授による同書を、元陸上競技選手の為末大氏が「スポーツでの活用」をテーマに読み解いた。 脳はVR内での経験を実際の出来事として処理 これは強烈な本でした。僕はこれまで、スポーツにおけるVRの活用は、エンタテインメントの領域で伸びると思っていました。でも本書を読んで考えが変わりました。トレーニングです。今後、VRは間違いなく、スポーツ選手のトレーニングに大きな変革をもたらします。
![為末大が驚いた! VRによる「コツのビジュアル化」は革命だ | 文春オンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0f56233c9ff977f4ada365ad9c20da46e2839626/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbunshun.jp%2Fmwimgs%2F6%2F2%2F1200wm%2Fimg_628b7147da94755cefda30ceb55619ce149584.jpg)