狂乱バブル ホテル大戦争 歴史的な水準の円安を追い風に、訪日外国人旅行客(インバウンド)が爆発的に増加している。さまざまなプレーヤーがホテルビジネスに群がる中、本格的に進攻をかけているのが、「日本市場制覇」戦略を掲げる外資系ホテルである。これまで超高級・高級ホテルが主戦場だったところを、ビジネスホテルといった低価格帯にまで戦線を拡大しようというのだ。いよいよ日本のホテル業界は、あらゆるプレーヤーが入り乱れた“戦国時代”に突入し、業界の序列も激変必至となっている。 バックナンバー一覧 積水ハウスはハウスメーカーで先駆けて世界最大ホテルチェーンの米マリオット・インターナショナルとタッグを組み、外資系ホテル開発をリードしてきた。だが、その積水ハウス肝いりの「Trip Base 道の駅プロジェクト」が大苦戦している。一方、永遠のライバルである大和ハウス工業は、米ヒルトンと提携。さらなる外資系ホテル