【読売新聞】 【ロンドン=蒔田一彦】英エディンバラ大は9日、2013年にノーベル物理学賞を受賞した物理学者のピーター・ヒッグス名誉教授が8日に死去したと発表した。94歳だった。死因の詳細は明らかにしていないが、病死だという。 ヒッ
【読売新聞】【北京=川瀬大介、小川直樹】北京冬季五輪で中国がデジタル通貨「デジタル人民元」のアピールに力を入れている。大会の公式な決済手段に位置付け、専用のスマートフォンアプリや外国人でもすぐ使えるカード型を投入した。実用段階に入っ
【読売新聞】 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ「新しい生活様式」での飲み会を考えるきっかけにしようと、大分県職員の有志らが15日夜、フェースシールドをつけるなどして飲食を楽しんだ。 県と県酒造組合(大分市)が感染防止に取り組む店を
米軍合同台風警報センターの観測によると、台風30号はフィリピンに上陸する8日未明に最も風が強くなり、最大風速は秒速87・5メートル、最大瞬間風速は同105メートルだった。 同センターの最大風速は、1分間の平均風速の最大値で、10分平均で算出している気象庁よりも数値が大きくなりやすい。気象庁の観測では、30号の最大風速は秒速64メートル、最大瞬間風速は同90メートルだった。同庁アジア太平洋気象防災センターは「今回の台風は、統計を開始した1951年以降で最強クラスなのは間違いない」と指摘している。
「あまちゃん」の脚本を担当した宮藤官九郎さん(43)は東北の出身。 作品に込めた思いを聞いた。 ――「あまちゃん」で表現したかったテーマは。 「物語は主人公・天野アキの母、春子が田舎に帰ったところから始まる。春子はこんなド田舎なんてと思い、アキはすごく新鮮に受け止める。この最初の回で、ほとんどのことは言い尽くした。僕は宮城県栗原市出身で、母親も田舎にいて、頭の中の何パーセントかは地元のことを考えている。田舎の良い面と悪い面を均等に描きたかった」 「東北弁で芝居を書いたことも、東北を舞台にしたこともなかった。高校卒業まで、田んぼしかねえなあとか、狭い人間関係が本当に嫌だと思った。そういう空気からなるべく遠いものを作ってきたが、この年になり、東北を自分の中で解禁してもいいかなって」 ――すごい人気でした。 「一番は、アキを演じた能年玲奈さんの存在感。何にも染まっていない、あのヒロイン。僕にはも
全世界で月2億人が見るとされる米国の旅行者向け口コミサイト「トリップアドバイザー(TA)」で、原爆の資料を集めた広島平和記念資料館(広島市中区)が、「外国人に人気の日本の観光スポット」として2年連続1位になった。 被爆者の遺品や写真など、当時のすさまじさを物語る展示資料に心を揺さぶられる人が多いようだ。 「地球上の全ての人が見るべきだ」「悲しみを誘うが、有益で必見」「日本旅行のハイライトになった」。TAの資料館のページに書き込まれた口コミだ。 TAの運営会社によると、ランキングは前年4月からの1年間、日本語以外の20言語の口コミを対象に5段階評価の平均値や、コメント数などから集計されている。資料館は2012、13年と連続でトップ。13年の2位は伏見稲荷大社(京都市)、3位は東大寺(奈良市)だった。 理由の一つには1996年12月、原爆ドームが世界遺産に登録され、「ヒロシマ」への関心が高まっ
米国出身の日本文学研究者、ドナルド・キーンさん(91)が10日、伊勢神宮(三重県伊勢市)の第62回式年遷宮で、新正殿の敷地内に白石を置く「お白石持(しらいしもち)行事」に参加した。 20年に1度、社殿を一新してご神体を遷(うつ)す式年遷宮で、キーンさんは1953年の第59回から毎回、伊勢神宮を訪れている。 キーンさんは、地元の奉献団の一員としてそろいの法被姿で参加。照りつける日差しにも負けず、「エイヤー、エイヤー」との掛け声に合わせ、白石を載せた奉曳(ほうえい)車の綱を引いた。 53年の式年遷宮は京都大への留学のため来日したばかりの頃で、新正殿に遷されるご神体に一心にかしわ手を打つ庶民の姿に感動した。73年にはお白石持行事に初参加し、93年の遷宮も拝観した。 キーンさんは「伊勢には伝統が残っている。古いものを大切にしながら、新しいものを作る遷宮は、宗教的にも文化的にも意味がある」と遷宮の意
東京大の古澤明教授らの研究チームが、光の粒子に乗せた情報をほかの場所に転送する完全な「量子テレポーテーション」に世界で初めて成功したと発表した。 論文が15日付の英科学誌ネイチャーに掲載される。計算能力が高いスーパーコンピューターをはるかにしのぐ、未来の「量子コンピューター」の基本技術になると期待される。 量子テレポーテーションは、量子もつれと呼ばれる物理現象を利用して、二つの光子(光の粒子)の間で、量子の状態に関する情報を瞬時に転送する技術。1993年に理論的に提唱され、97年にオーストリアの研究者が実証した。しかし、この時の方法は転送効率が悪いうえ、受け取った情報をさらに転用することが原理的に不可能という欠点があり、実用化が進まなかった。 光は粒子としての性質のほか、波としての性質を持つ。古澤教授らは、このうち効率がいい「波の性質」の転送技術を改良することで、従来の欠点を克服、これまで
光のエネルギーを99%以上吸収してしまう、石炭より黒い惑星を米ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの研究者らが発見した。 惑星の大気に光の吸収を促す物質が存在するとみられるが、それだけではこの黒さを説明できず、大きな謎として話題を呼んでいる。英国王立天文学会がホームページで発表した。 「黒い惑星」は木星ほどの大きさ。地球から、りゅう座の方向に750光年離れた恒星のそばを回っている。科学者らが、米ケプラー衛星が観測した光の反射率データを調べたところ、ほとんど光を反射しない「黒い惑星」を見つけた。 恒星の光を吸収しているため、惑星の大気の温度は1000度以上に達し、吸収熱で表面はわずかに赤みを帯びている可能性もある。大気には、光を吸収しやすいナトリウム、酸化チタンなどがあるとみられる。
鈴木 敏夫(すずき としお)=右 1948年、名古屋市生まれ。慶大卒業後、徳間書店に入社。「月刊アニメージュ」編集長などの傍ら、宮崎駿、高畑勲作品の製作にかかわり、85年にスタジオジブリ設立に参加。 押井 守(おしい まもる)=左 1951年、東京生まれ。東京学芸大卒業後、竜の子プロ入社、テレビアニメを演出。スタジオぴえろに移籍後、フリーに。「機動警察パトレイバー」シリーズなど 今や世界に名高い日本製アニメーション。今年は、その話題作が相次いで公開される。押井守監督の「イノセンス」と、宮崎駿監督の「ハウルの動く城」。映画界の話題を独占すること間違いなしの両作品に、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが参画している。そこで読売新聞では、鈴木プロデューサーと押井監督の初対談を企画した。20年来の友人であり、常に時代をリードしてきた2人の話はアニメーションにとどまらず、映画論や家庭論にまで及ん
虫歯や歯周病などの原因菌をほぼ死滅させられる新たな殺菌法を、東北大大学院歯学研究科の菅野太郎助教らのチームが開発した。 治療機器の開発も進められ、画期的な治療法が数年以内に実用化できるとの期待が高まっている。論文は米国の代表的な薬学雑誌12月号に掲載された。 菅野助教らは、虫歯菌や歯周病菌など4種類の口腔(こうくう)内細菌と過酸化水素の水溶液に、目に見える波長のレーザー光を照射。強い殺菌作用のある物質「活性酸素」の一種を発生させ、3分以内に99・99%以上の菌を死滅させたという。人体への影響はないとみられ、治療が難しい歯周病の奥深い病巣を殺菌することなどへの応用が期待される。 研究チームは、精密機械製造「リコー光学」(岩手県)などと、過酸化水素水とレーザー光を同時に出す歯周病用の治療機器の開発を進めている。今年度中には動物実験を終え、2011年度以降に臨床研究に入る予定だ。
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