トヨタ自動車は3月11日、高級セダン「クラウン」の車体に、お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さんがデザインしたラッピングを施した「ニシノクラウン」を公開した。西野さんが主宰するオンラインサロンの会員から募った意見、反応も参考にしたという。トヨタは「クラウンは保守的」といったイメージを払拭する狙いがある。 トヨタが昨年6月に発売した新型クラウンは、自動車専用の通信機「DCM」(Data Communication Module)を標準搭載したコネクテッドカー(ネットにつながるクルマ)で、同社は「革新性」をアピールしている。ニシノクラウンは、革新というキーワードからフランス革命期の英雄・ナポレオン1世を思わせる紺色と金色に染め上げた。 トヨタの杉浦宏哉さん(第2国内販売部 部長)は「クラウンは保守的というイメージを抱いている人もいる」と話す。西野さんも、トヨタから依頼を受けた時点では「クラ