アップルは8月24日(現地時間)、米ニューヨーク証券取引所の取り引きが終了したタイミングで、スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏がCEO職を退任したことを発表した。既報にもあるように、後任CEOにはCOOのティム・クック(Tim Cook)氏が就任し、クック氏はそのままボードメンバーとして経営に参画する。 なおCEO退任後のジョブズ氏だが、同社ボードメンバー会長へと就任し、ディレクターとして、そして社員の1人として引き続きアップルに関わっていくという。現在病気療養中のジョブズ氏は、経営に関する主業務をクック氏をはじめとする各部門のトップに任せている状態だが、一方で会社の重要な意志決定には積極的に関与している。CEOとしての役割は外れるが、業界随一のビジョナリーやクリエイターとして、今後も引き続き実力を発揮してくれることを期待したい。 また9月以降、アップルはいくつかの製品発表を控