石膏を固めたギブスに落書きするという世界共通の伝統行事は消えてしまうかもしれないが、その代わり我々人類はちょっとかっこよくて、しかも治癒速度まであがるという新たなるギブスを手に入れることができるようだ。 3Dプリンタとが低出力超音波パルスがその技術を可能にした。時間もコストもかけず、速く、そして不快指数を減らして骨折を治療できるギプスの開発が進んでいるようだ。 このギブスはトルコの工業デザイナー、デニズ・カラサヒンがデザインしたもので、3Dプリント技術により骨折した部分にぴたりとフィットするよう作られている。多孔性の形状で通気性は抜群だ。石膏ギブスのようなかゆい、臭いなどの問題からも解放される。 この画像を大きなサイズで見る また、低出力超音波パルス(LIPUS) がついており、1日20分間超音波を当てることで治癒速度を加速させる。骨折の状態によりその速度は変化するが、大体38%から80%