カメキチの目 「山中歴日無し」を、若いとき聞いていたら 「何を戯(たわ)けたことを…」 と思っていたかもしれない。 (名言・格言は、知ったときの個人の状況によって、受けとり方は違う) 「山中歴日無し」の記事を書いているとき、 人にとって「時間」「時」というのは何? とあらためて感じた。 こんな疑問は多くの人が、いろいろな折に ふと持つだろう。 (とくに人生の「転機」といわれる区切りのようなときには) 「自分は時間をどう過ごすか?」 つまり、どう生きるのか? (歳をとっても迷うけれど、若いときほどではありません。たぶん、 時間が残り少なくなってきているからでしょう。「今さらもがいても…」 という諦念が「良い」につけ「悪い」につけじんわり襲ってくる→ 私の場合は) ーーーーーーーーーー 「暦日」。こよみ(カレンダー)の日にち。 山の中ではそれがない、という。 「山」というのは、老いた松が生え、