いらすとや図解シリーズ第一弾「サピエンス全史」の第5回、いよいよ最終回、人類の幸福についてです。 前回まで4回にわたって、サピエンスがまだ「ウホウホ」言っていたころから、原子爆弾の脅威と資本主義の強欲さにより平和が押し付けられている現代まで、文明の構造について説明してきました。 このサピエンスの歴史を一通り知ることによって、人類はどこに向かうのか?ということが考えられるわけです。 では、どこに向かうのか? 科学革命のところで、「どんな科学を発展させるべきかの科学的根拠がない」とありました。科学ですら、宗教やイデオロギーという虚構の物語から導かれる指針が必要なのです。ならば、私たちは虚構がなかったら行先のない迷子なのでしょうか。 「人類の幸福を増やす方へ進む!」 と多くの人はなんとなくそう言うように思えます。 はたして本当にそうなんでしょうか? 農業革命の前後で人は幸せが増えたのでしょうか?