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2019年7月23日のブックマーク (1件)

  • 西東三鬼『神戸・続神戸』(新潮文庫) - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    神戸・続神戸 (新潮文庫) 作者: 西東三鬼 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2019/06/26 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 西東三鬼『神戸・続神戸』が新潮文庫になるという。 というわけで、森見登美彦氏は解説を書いた。いささかマジメに書きすぎた。しかしマジメにならざるを得ない名作なのである。これはステキに薄っぺらい文庫で(登美彦氏は薄っぺらい文庫を愛する!)、お値段もステキにお手頃となっているから、ぜひとも手にとっていただければと思う。 まるで人の良い天狗が書いたようなである。 以下の引用は、謎のエジプト人マジット・エルバ氏と西東三鬼が、戦時下の神戸にあるホテルの一室でレコードを聴く場面から。 マジットも私も貧乏だったので、夜は大抵どちらかの部屋で、黙って煙草を吹かすのが常であった。私の部屋には十数枚のレコードがあった。それは皆、近東やアフリカを主題とした音

    西東三鬼『神戸・続神戸』(新潮文庫) - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
    suganokei
    suganokei 2019/07/23
    西東三鬼は自由律の俳句もよいが、エッセイもよい。