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ブックマーク / odamitsuo.hatenablog.com (2)

  • 古本夜話392 鎌田敬止と矢川澄子『野溝七生子というひと』 - 出版・読書メモランダム

    前回天人社の鎌田敬止については名前を挙げるだけにとどまってしまったが、彼もずっとプロフィルがつかめない人物で、それがようやく判明したのはまったく偶然ながら、矢川澄子の『野溝七生子というひと』(晶文社)を読んだことによっている。何と鎌田は野溝の共同生活者で、矢川の著書には野溝のみならず、鎌田の写真も掲載され、また巻末には「野溝七生子・鎌田敬止付略年譜」まで添えられていたのである。 野溝はすでに矢川の「解説」を付した『野溝七生子作品集』(立風書房、昭和五十八年)が編まれ、その特異な夢幻的世界は再発見されるに至っていたが、鎌田はここで初めて編集者、出版者としての軌跡が明らかになったといえよう。ただ間違いもあるし、天人社に関しての言及もないのだが、昭和三年に野溝が『女人芸術』に参加し、この頃鎌田と相識るとの記述を見ると、前回の中たか子も『女人芸術』に小説を寄せていたことからすれば、中の『朝の無

    古本夜話392 鎌田敬止と矢川澄子『野溝七生子というひと』 - 出版・読書メモランダム
    suganokei
    suganokei 2023/09/16
    野溝は辻潤の白蛇姫。
  • 古本夜話689 釈宗演、シカゴ万国宗教大会、佐藤哲郎『大アジア思想活劇』 - 出版・読書メモランダム

    連載670で釈宗演が今北洪川の弟子にして、鎌倉円覚寺で、夏目漱石や杉村楚人冠の参禅に寄り添ったことを既述した。釈については『日近代文学大事典』に立項が見えるので、まずそれを示す。 釈 宗演 しゃくそうえん 安政六・一二・一八~大正八・一一・一(1859~1919)禅僧、歌人。若狭高浜の生れ。号は洪岳、楞伽窟。幼名は常次郎。明治四年生家一瀬氏と俗縁のあった京都妙心寺の越渓による得度、一一年鎌倉円覚寺の今北洪川に参ずる。一八年慶應義塾に入り、二一年にはセイロンに渡航、厳格な戒律のもとに修業した。二五年洪川没後円覚寺派管長に推され、二六年にはシカゴの万国宗教大会に日仏教者を代表して参加する。夏目漱石が円覚寺の塔頭帰源院に参禅し、宗演の提撕をうけたのは二七年末から二八年正月にかけてであった。三六年建長寺派の管長も兼ねる。外遊すること数次、禅の挙揚弘布につとめる。寂後一山中与開山の称を円覚寺派

    古本夜話689 釈宗演、シカゴ万国宗教大会、佐藤哲郎『大アジア思想活劇』 - 出版・読書メモランダム
    suganokei
    suganokei 2019/04/13
    1893年のシカゴ万国宗教大会(The World’s Parliament Religions)について。東洋思想の西洋への紹介の転回点。
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