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2023年9月16日のブックマーク (1件)

  • 古本夜話392 鎌田敬止と矢川澄子『野溝七生子というひと』 - 出版・読書メモランダム

    前回天人社の鎌田敬止については名前を挙げるだけにとどまってしまったが、彼もずっとプロフィルがつかめない人物で、それがようやく判明したのはまったく偶然ながら、矢川澄子の『野溝七生子というひと』(晶文社)を読んだことによっている。何と鎌田は野溝の共同生活者で、矢川の著書には野溝のみならず、鎌田の写真も掲載され、また巻末には「野溝七生子・鎌田敬止付略年譜」まで添えられていたのである。 野溝はすでに矢川の「解説」を付した『野溝七生子作品集』(立風書房、昭和五十八年)が編まれ、その特異な夢幻的世界は再発見されるに至っていたが、鎌田はここで初めて編集者、出版者としての軌跡が明らかになったといえよう。ただ間違いもあるし、天人社に関しての言及もないのだが、昭和三年に野溝が『女人芸術』に参加し、この頃鎌田と相識るとの記述を見ると、前回の中たか子も『女人芸術』に小説を寄せていたことからすれば、中の『朝の無

    古本夜話392 鎌田敬止と矢川澄子『野溝七生子というひと』 - 出版・読書メモランダム
    suganokei
    suganokei 2023/09/16
    野溝は辻潤の白蛇姫。